なんだかんだでこの映画のことを
話題にあげてるこの日記ですが、
性懲りもなく今回もまた取りあげます。
ま、なんていうか、ようやく
地元でも公開になるんですよね。
札幌じゃ結局見られなかったから、
よかったなぁ。
そういえば、久々に邦画を見に行くような気がする。
「天国の本屋」もロケしたのに、見に行けなかったし。あれは
今にしてみれば結構勿体ないことをしたなぁ。だから、今回は
ぜひぜひ見に行こうかと。
札幌在住のあの方は、既に見ていてサントラまで買ったとか。
いやいや、流行ってますなぁ。まさかウォーターボーイズの
ようにテレビドラマ化……されないか、さすがに。
話題にあげてるこの日記ですが、
性懲りもなく今回もまた取りあげます。
ま、なんていうか、ようやく
地元でも公開になるんですよね。
札幌じゃ結局見られなかったから、
よかったなぁ。
そういえば、久々に邦画を見に行くような気がする。
「天国の本屋」もロケしたのに、見に行けなかったし。あれは
今にしてみれば結構勿体ないことをしたなぁ。だから、今回は
ぜひぜひ見に行こうかと。
札幌在住のあの方は、既に見ていてサントラまで買ったとか。
いやいや、流行ってますなぁ。まさかウォーターボーイズの
ようにテレビドラマ化……されないか、さすがに。
何故か、堀江社長が嫌になった。<稼ぐが勝ち ゼロから100億、ボクのやり方>
2004年10月23日 読書
23日付けですが、実際には24日の
「おしゃれカンケイ」を見ていて思った
ことについて書こうかと。
まぁ、9割方僕が勝手に思ったこと
なんですけども。あの番組に出たのは
果たして何のためだったのかなぁ、と。
なんか、延々と手の届かない自慢話ばかりされてしまったような
気がします。こういうのはただ単純に「持てない者のヒガみ」
なのかもしれませんけども、どうもムカっ腹がたったなぁ、と。
もしかして、あれは「頑張れば私のようにいい物を食べて、
美人秘書も付けられて、球団だって買うことが出来るよ」っていう
新しいイメージを提示するためのものだったのかもしれないし。
昔言われていた「いい大学を出て、いい会社に勤める」という
日本的サクセスストーリーに代わる象徴として、あの堀江社長が
出ているのかもしれないとか思いまして。
ただね、テレビや雑誌とかで時々紹介される21世紀型の
モーレツ社員や新世代社長とかというのはどうも皆さん無邪気で
いらっしゃると思うんです。自分自身に後ろめたい気持ちが
全く無くて、敗者や弱者には絶対自分はならない……それは
意気込みの問題ではなくて、自分もそうなり得る存在であるという
ことを考えていないという感じの。
だから、そういう立場の人に対してどこまでも冷たくいられる
というような。
確か、こんなことは香山リカさんの「プチ・ナショナリズム
症候群」にも書いてありました。
そんな疑念があるうちは堀江社長が典型的な真の「日本の社長」
と浸透していくのは難しいんじゃないだろうかなぁ、と余計な
ことばかり考えてしまっています。「妙に鼻息が荒くて」
「その癖、自分の存在がクールだと思っている」人物は好きに
なれない。僕の心が狭いせいなんだろうけども。
それとも、こんな流れに乗り切れない僕自身がとても「遅れた」
人間なんで、疑念を抱いているだけなのかもしれませんけども。
「おしゃれカンケイ」を見ていて思った
ことについて書こうかと。
まぁ、9割方僕が勝手に思ったこと
なんですけども。あの番組に出たのは
果たして何のためだったのかなぁ、と。
なんか、延々と手の届かない自慢話ばかりされてしまったような
気がします。こういうのはただ単純に「持てない者のヒガみ」
なのかもしれませんけども、どうもムカっ腹がたったなぁ、と。
もしかして、あれは「頑張れば私のようにいい物を食べて、
美人秘書も付けられて、球団だって買うことが出来るよ」っていう
新しいイメージを提示するためのものだったのかもしれないし。
昔言われていた「いい大学を出て、いい会社に勤める」という
日本的サクセスストーリーに代わる象徴として、あの堀江社長が
出ているのかもしれないとか思いまして。
ただね、テレビや雑誌とかで時々紹介される21世紀型の
モーレツ社員や新世代社長とかというのはどうも皆さん無邪気で
いらっしゃると思うんです。自分自身に後ろめたい気持ちが
全く無くて、敗者や弱者には絶対自分はならない……それは
意気込みの問題ではなくて、自分もそうなり得る存在であるという
ことを考えていないという感じの。
だから、そういう立場の人に対してどこまでも冷たくいられる
というような。
確か、こんなことは香山リカさんの「プチ・ナショナリズム
症候群」にも書いてありました。
そんな疑念があるうちは堀江社長が典型的な真の「日本の社長」
と浸透していくのは難しいんじゃないだろうかなぁ、と余計な
ことばかり考えてしまっています。「妙に鼻息が荒くて」
「その癖、自分の存在がクールだと思っている」人物は好きに
なれない。僕の心が狭いせいなんだろうけども。
それとも、こんな流れに乗り切れない僕自身がとても「遅れた」
人間なんで、疑念を抱いているだけなのかもしれませんけども。
自販機のおつりの出口は低すぎる……「そう思う」80%<日本のスイッチ>
2004年10月11日 読書
「日本のスイッチ」とは、
毎日新聞の紙上、また
携帯のネット上で毎週
行われているアンケートです。
国際政治や国内問題、
果ては日常の本当にどうでも
いいような疑問に対しても、
二択形式のアンケートを
設定しています。
例えば、過去にはこんな質問が出ています。
まぁ、まずは普通の質問から。
こういった、「まともな」質問に続いて、こんなものも紙上では
聞かれているんです。
どうでしょう。こんな質問が毎週登場しています。
これらの質問の中から、今の日本をほんの少し覗いてみるのも
いいかもしれません。
毎日新聞の紙上、また
携帯のネット上で毎週
行われているアンケートです。
国際政治や国内問題、
果ては日常の本当にどうでも
いいような疑問に対しても、
二択形式のアンケートを
設定しています。
例えば、過去にはこんな質問が出ています。
まぁ、まずは普通の質問から。
1:北朝鮮問題、日本が優先すべきなのは?
A:拉致問題 61%
B:核問題 39%
2:謎の白装束集団、何をしでかすか不安だ。
A:同感 80%
B:断定は危険 20%
3:査察がシロでも、アメリカはイラク攻撃をするか?
A:すると思う 68%
B:しないと思う 32%
こういった、「まともな」質問に続いて、こんなものも紙上では
聞かれているんです。
4:そういえば最近、野良犬を見た?
A:見た 17%
B:最近見ない 83%
5:目玉焼きにかけるのは?
A:ソース 18%
B:しょうゆ他 81%
6:福袋に対してあなたが感じるものは?
A:お得感 18%
B:売れ残り疑惑 82%
7:「電車で化粧をする女性に美人はいない」説って?
A:本当だと思う 71%
B:うそだと思う 29%
8:本屋で平積みの本を買う時、上から何番目を取る?
A:一番上 8%
B:二番目以下 92%
どうでしょう。こんな質問が毎週登場しています。
これらの質問の中から、今の日本をほんの少し覗いてみるのも
いいかもしれません。
良い子ぶるには、悪者を作ればいい。<ゲーム脳の恐怖>
2004年10月8日 読書
前にも書きましたけど、ゲーム脳。
やっぱり、売れているみたいです。佐世保の事件もあったし、なんだか昔にも増してよく分からない犯罪がますます増えてきてしまっている現状になんとか答えを見つけたいと思っているそんな流れに上手く乗っかった本なのでしょう。
科学的な根拠もそれなりにあるのでしょうが、この本で言っている内容はおおよそ以下のようなものです。
子供達の行動が悪いのはゲームの責任だ。
学級崩壊を起こす小学生、格闘ゲームの技を友達に試す中学生、
みんなゲームの責任だ。
下品な遊びがすさまじく広がるのは、ゲームの責任だ。
全てはテレビゲームが悪いのだ。
私は「お手玉至上主義者」と呼ばれている。
お手玉がテレビゲームと同等どころか、テレビゲームより優れている
と説くからだ。
そう、テレビゲームより優れているのだ。
言うまでもないことだが、お手玉はテレビゲームより優れているのだ。
それぞれの脳波を比較してみよ。
あなたたちの脳波はα波でリラックスして見える。
……ま、こんな感じです。
たぶん、ブックオフにいっぱい置いてあると思うのでどうぞ。
やっぱり、売れているみたいです。佐世保の事件もあったし、なんだか昔にも増してよく分からない犯罪がますます増えてきてしまっている現状になんとか答えを見つけたいと思っているそんな流れに上手く乗っかった本なのでしょう。
科学的な根拠もそれなりにあるのでしょうが、この本で言っている内容はおおよそ以下のようなものです。
子供達の行動が悪いのはゲームの責任だ。
学級崩壊を起こす小学生、格闘ゲームの技を友達に試す中学生、
みんなゲームの責任だ。
下品な遊びがすさまじく広がるのは、ゲームの責任だ。
全てはテレビゲームが悪いのだ。
私は「お手玉至上主義者」と呼ばれている。
お手玉がテレビゲームと同等どころか、テレビゲームより優れている
と説くからだ。
そう、テレビゲームより優れているのだ。
言うまでもないことだが、お手玉はテレビゲームより優れているのだ。
それぞれの脳波を比較してみよ。
あなたたちの脳波はα波でリラックスして見える。
……ま、こんな感じです。
たぶん、ブックオフにいっぱい置いてあると思うのでどうぞ。
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自尊心は人を虎にするらしい。<李陵・山月記―弟子・名人伝>
2004年9月19日 読書
中学か高校の授業で習った文章。
中島敦は元々漢文の素養があり、
小説本文も普通の口語体ではなくて、
漢文調に書かれています。授業の時も、
「なんだか、読みにくい文章だなぁ」と
思いながら読んでいた記憶が。
小説の内容としては、本文を読んでいただくこととして。
「自尊心が行き着く所まで行くと、虎になってしまう」という
のは……難しいですねぇ。
中島敦は元々漢文の素養があり、
小説本文も普通の口語体ではなくて、
漢文調に書かれています。授業の時も、
「なんだか、読みにくい文章だなぁ」と
思いながら読んでいた記憶が。
小説の内容としては、本文を読んでいただくこととして。
「自尊心が行き着く所まで行くと、虎になってしまう」という
のは……難しいですねぇ。
同情するなら、職をくれ。<ニート ―― フリーターでもなく失業者でもなく>
2004年9月11日 読書
今は昔の就職活動中、こう思った
時期もありました。本当に行くとこ
行くとこ落とされて、内心自暴自棄に
なりかけた時期もあったわけでして。
前に紹介した「就職がこわい」の
中でも、就職活動したって内定なんて
もらえそうにないってネガティブな
気持ちにさいなまれている学生の姿が
紹介されていましたが、あんな感じです。
それでも、諦めずになんとなくでも続けていると「捨てる神あれば、
拾う神あり」な感じで、偶然にも拾ってくれた所で働いているわけ
なんですけども、人によっては早々にリタイヤしてしまって、
その後何も出来ないまま卒業を迎えてしまうといった事態になって
しまうわけです。
僕が就職活動していた時も、状況はかなり厳しくて途中で就職
活動を止めてしまう人はいましたけども、現在ではその傾向がもっと
強まっているみたいです。
2004年の労働白書の中でも、ニートと呼ばれる「若年無業者」
(求職活動していない非労働力人口のうち、15−34歳で、
学校を卒業した後、進学などせず結婚もしていない人などを指す。)
は前年度より4万人多い52万人にまで増えてきていると報告して
います。信憑性のある重い数字だと思います。
長引く不況(なんか、戦後有数の回復基調なんて言われてます
けども、たぶん三大都市圏だけだと思う)の影響で採用人数を絞って
いるのもあるんでしょうけど、逆に職を求める人たちの中にも
個人的な心情(主にプライド)の関係で、スムーズに就職できない
人達が増えてきているようです。
「自分に出来る仕事なんて無い」と落ち込む学生に対して、単純
労働の仕事を紹介してみたところ、「馬鹿にしないで下さい!」と
激怒されてしまったというエピソードもありました。
心の中では「本当の私はもっと凄いんだ」「私にしか出来ない
仕事がきっとあるはずだ」ってな感じで逡巡してしまっている
現実がそこにはあるわけです。……そういう「オンリーワン」な
仕事って、ほとんど無いのが現実(僕も社会に出るまでは、
なかなかそれが理解できなかった)なんですけどもね。
前に紹介した「就職がこわい」に関連して、ニートについて
書かれた本を今回はご紹介いたしました。(本の内容にはそういや
全然触れていなかった……。まぁ、いいか。)
時期もありました。本当に行くとこ
行くとこ落とされて、内心自暴自棄に
なりかけた時期もあったわけでして。
前に紹介した「就職がこわい」の
中でも、就職活動したって内定なんて
もらえそうにないってネガティブな
気持ちにさいなまれている学生の姿が
紹介されていましたが、あんな感じです。
それでも、諦めずになんとなくでも続けていると「捨てる神あれば、
拾う神あり」な感じで、偶然にも拾ってくれた所で働いているわけ
なんですけども、人によっては早々にリタイヤしてしまって、
その後何も出来ないまま卒業を迎えてしまうといった事態になって
しまうわけです。
僕が就職活動していた時も、状況はかなり厳しくて途中で就職
活動を止めてしまう人はいましたけども、現在ではその傾向がもっと
強まっているみたいです。
2004年の労働白書の中でも、ニートと呼ばれる「若年無業者」
(求職活動していない非労働力人口のうち、15−34歳で、
学校を卒業した後、進学などせず結婚もしていない人などを指す。)
は前年度より4万人多い52万人にまで増えてきていると報告して
います。信憑性のある重い数字だと思います。
長引く不況(なんか、戦後有数の回復基調なんて言われてます
けども、たぶん三大都市圏だけだと思う)の影響で採用人数を絞って
いるのもあるんでしょうけど、逆に職を求める人たちの中にも
個人的な心情(主にプライド)の関係で、スムーズに就職できない
人達が増えてきているようです。
「自分に出来る仕事なんて無い」と落ち込む学生に対して、単純
労働の仕事を紹介してみたところ、「馬鹿にしないで下さい!」と
激怒されてしまったというエピソードもありました。
心の中では「本当の私はもっと凄いんだ」「私にしか出来ない
仕事がきっとあるはずだ」ってな感じで逡巡してしまっている
現実がそこにはあるわけです。……そういう「オンリーワン」な
仕事って、ほとんど無いのが現実(僕も社会に出るまでは、
なかなかそれが理解できなかった)なんですけどもね。
前に紹介した「就職がこわい」に関連して、ニートについて
書かれた本を今回はご紹介いたしました。(本の内容にはそういや
全然触れていなかった……。まぁ、いいか。)
皆さんはアイザック・アシモフと
いう方をご存知ですか?
「ロボット三原則」の作家で
ありまして、近々公開される映画の
「アイ・ロボット」の原作者……って
紹介の仕方していいのかどうなのか。
それはさておき。
トリビアのような、ムダ知識……ってわけでもないけども、
世界史や地理や科学など非常に広範囲な知識ネタをまとめたのが
今回のこの本です。アメリカ大統領に関する細かなネタや、科学
史上での発見に隠されたエピソードなどが満載されております。
医学ネタの中には、こないだのトリビアで大絶賛を浴びた
「コレラ菌の存在を否定するためにコレラ菌を飲み干した学者がいる 」
というのも当然載っています。さすがに「それに付き合わされた
弟子までいる」なんてのは載っていなかったですが。
詳しくは本を買って読んでみて下さい。トリビア並みに「へぇ」と
言える知識が載っていますよ。
まぁ、そんな風に読み進めていると、「死」と書かれた項目に
こんなエピソードが書かれていました。
リーチという男は、ビール樽に入ったままナイアガラの滝を
落ちるという冒険をした。全身打撲でひどい目に遭ったが、
なんとか生き延びた。
その後、この話の講演で世界を旅していた時、ニュージーランドで
バナナの皮を踏んづけて転び、その怪我の合併症で死んだ。
残念ながら、アシモフ先生、これ以上のことは書いておりません。
リーチさんがどこの誰かも不明です。ただ、さすがにネタでは無い
だろうとは思っております。
「バナナの皮を踏んで転ぶ」というのは、これが元ネタなんで
しょうかねぇ。これって、トリビアになりますか?
追伸:この本の翻訳は日本のショートショートの第一人者である
星新一さんです。
いう方をご存知ですか?
「ロボット三原則」の作家で
ありまして、近々公開される映画の
「アイ・ロボット」の原作者……って
紹介の仕方していいのかどうなのか。
それはさておき。
トリビアのような、ムダ知識……ってわけでもないけども、
世界史や地理や科学など非常に広範囲な知識ネタをまとめたのが
今回のこの本です。アメリカ大統領に関する細かなネタや、科学
史上での発見に隠されたエピソードなどが満載されております。
医学ネタの中には、こないだのトリビアで大絶賛を浴びた
「コレラ菌の存在を否定するためにコレラ菌を飲み干した学者がいる 」
というのも当然載っています。さすがに「それに付き合わされた
弟子までいる」なんてのは載っていなかったですが。
詳しくは本を買って読んでみて下さい。トリビア並みに「へぇ」と
言える知識が載っていますよ。
まぁ、そんな風に読み進めていると、「死」と書かれた項目に
こんなエピソードが書かれていました。
リーチという男は、ビール樽に入ったままナイアガラの滝を
落ちるという冒険をした。全身打撲でひどい目に遭ったが、
なんとか生き延びた。
その後、この話の講演で世界を旅していた時、ニュージーランドで
バナナの皮を踏んづけて転び、その怪我の合併症で死んだ。
残念ながら、アシモフ先生、これ以上のことは書いておりません。
リーチさんがどこの誰かも不明です。ただ、さすがにネタでは無い
だろうとは思っております。
「バナナの皮を踏んで転ぶ」というのは、これが元ネタなんで
しょうかねぇ。これって、トリビアになりますか?
追伸:この本の翻訳は日本のショートショートの第一人者である
星新一さんです。
採用試験面接での受け答え。<あずまんが大王 (4)>
2004年9月3日 読書
うちの職場でも、今年の採用試験が
近づいて参りました。かれこれ僕も
試験を受けたのは3年前ですから、
「もうそんなになるんだ……」って
思ったりしています。
今年は採用人数がグッと絞り込まれているので、余計に大変
なんだろうなぁとも。でも、採用試験とかってそうですけども、
「俺は楽勝で合格できる」って思って試験会場にいる人って
いませんよね。大抵そういう自信過剰な人は一次試験の時点で
いつのまにかいなくなってしまってるのがほとんどらしいと
いうのですが。
それはさておき、試験と言えば面接。
面接での受け答えは、一言一句が自分の合格・不合格を左右する
とても大事なもの。面接官から発せられる言葉に、しどろもどろに
なってしまってはいけない。すぐに考え、正しい答えを言わねば
ならない。
そういう試験の中で、こういう発言をしたらどうなるだろう?
面接官:「学生時代に打ち込んだものは何ですか?」
受験生:「くさび!」
どうよ、これ。僕自身は好きなやりとりだけども。
さすがにこれを実際に自分の試験の時に使う勇気は持てなかった。
というわけで、今回の本は「くさび」の元ネタ「あずまんが大王」。
お時間があったら読んでみて下さい。(本文中では、実際には
大学受験の面接試験なのですが)
近づいて参りました。かれこれ僕も
試験を受けたのは3年前ですから、
「もうそんなになるんだ……」って
思ったりしています。
今年は採用人数がグッと絞り込まれているので、余計に大変
なんだろうなぁとも。でも、採用試験とかってそうですけども、
「俺は楽勝で合格できる」って思って試験会場にいる人って
いませんよね。大抵そういう自信過剰な人は一次試験の時点で
いつのまにかいなくなってしまってるのがほとんどらしいと
いうのですが。
それはさておき、試験と言えば面接。
面接での受け答えは、一言一句が自分の合格・不合格を左右する
とても大事なもの。面接官から発せられる言葉に、しどろもどろに
なってしまってはいけない。すぐに考え、正しい答えを言わねば
ならない。
そういう試験の中で、こういう発言をしたらどうなるだろう?
面接官:「学生時代に打ち込んだものは何ですか?」
受験生:「くさび!」
どうよ、これ。僕自身は好きなやりとりだけども。
さすがにこれを実際に自分の試験の時に使う勇気は持てなかった。
というわけで、今回の本は「くさび」の元ネタ「あずまんが大王」。
お時間があったら読んでみて下さい。(本文中では、実際には
大学受験の面接試験なのですが)
社会科の時間に必ず出てくる
言葉として、「55年体制」と
いうものがあります。保守系・
自民党と革新系・社会党が
政治の中心になるという、今の
流行の「二大政党制」な時代でした。
しかし、現実は「1と2分の1政党制」なんて風に
拮抗した議席数ではなく「法案成立は図れるが、改憲の発議は無理」
といった微妙なバランスをとりながら、安保問題やロッキード事件、
ベトナム戦争、大韓航空機撃墜事件、ベルリンの壁崩壊などの政治的
事件と向き合ってきました。
戦後長く、巨大労組などの支援を受けながら、野党第一党として
政治に携わってきた社会党は何度か与党として政権に参加する機会
がありました。
古くは戦後まもなくの片山・芦田内閣の頃であり、細川内閣や
村山内閣など、首相を立てたり閣僚を出したことも一度や二度では
ありません。しかし、野党第一党として日頃「与党・自民党」に
厳しい言葉を浴びせながら、いざ自分が政権の舞台に立ってみると
不思議なことに内部分裂を始めてしまい、何もできないうちに
転落していってしまうという現象が起きています。
その辺りは、55年体制当時からの「左派・右派の対立」という
ところに原因があると解説しています。理想主義か、現実主義か。
今と違って、「べき」論がまかり通っていた時代ですから。
今はどうもそんな風に「型」にはまった政治って、すぐに魂胆を
見透かされてしまって没落していくのでしょうけども。
万年野党第一党でいれば反対ばかりできるし。現実に物事を
動かす側の人間じゃないので、直接責任は問われないし。悪そうな
自民党相手なら、いくらでも良い子でいることができるし。反戦・
平和って、誰にでも受け入れられそうだし。自分達は正義だから、
悪い奴は完膚無きまでに潰すことが出来るし。
しかし、この本のタイトルはずいぶん挑戦的です。
「弱い者イジメのファッショを感じる」なんて書いていた人も
いらっしゃりますけども、それだけ言われてしまう理由があるのも
また事実なのでしょう。もちろん、他の与野党だって全くクリーン
なわけがないのですから。それでも、こういう本が出版されると
いうことはある意味でその政党の終焉が近くなっているのかも
しれません。ただ、それこそ選挙は水物なので、何かあればまた
盛り返してくる可能性がゼロとは言えないのもまた事実。
そういえば、「山が動いた」なんて言葉が流行ったあの頃、
僕も社会党の議席が伸びるのを見てなんだか応援したくなって
いました。昔から判官贔屓のひねくれ者でしたから。それがまぁ、
今はこんな本が出版されていて、ここでレビュー書いてるんです
から。一貫性のないひねくれ者なんだなぁ、と思いますよ。
言葉として、「55年体制」と
いうものがあります。保守系・
自民党と革新系・社会党が
政治の中心になるという、今の
流行の「二大政党制」な時代でした。
しかし、現実は「1と2分の1政党制」なんて風に
拮抗した議席数ではなく「法案成立は図れるが、改憲の発議は無理」
といった微妙なバランスをとりながら、安保問題やロッキード事件、
ベトナム戦争、大韓航空機撃墜事件、ベルリンの壁崩壊などの政治的
事件と向き合ってきました。
戦後長く、巨大労組などの支援を受けながら、野党第一党として
政治に携わってきた社会党は何度か与党として政権に参加する機会
がありました。
古くは戦後まもなくの片山・芦田内閣の頃であり、細川内閣や
村山内閣など、首相を立てたり閣僚を出したことも一度や二度では
ありません。しかし、野党第一党として日頃「与党・自民党」に
厳しい言葉を浴びせながら、いざ自分が政権の舞台に立ってみると
不思議なことに内部分裂を始めてしまい、何もできないうちに
転落していってしまうという現象が起きています。
その辺りは、55年体制当時からの「左派・右派の対立」という
ところに原因があると解説しています。理想主義か、現実主義か。
今と違って、「べき」論がまかり通っていた時代ですから。
今はどうもそんな風に「型」にはまった政治って、すぐに魂胆を
見透かされてしまって没落していくのでしょうけども。
万年野党第一党でいれば反対ばかりできるし。現実に物事を
動かす側の人間じゃないので、直接責任は問われないし。悪そうな
自民党相手なら、いくらでも良い子でいることができるし。反戦・
平和って、誰にでも受け入れられそうだし。自分達は正義だから、
悪い奴は完膚無きまでに潰すことが出来るし。
しかし、この本のタイトルはずいぶん挑戦的です。
「弱い者イジメのファッショを感じる」なんて書いていた人も
いらっしゃりますけども、それだけ言われてしまう理由があるのも
また事実なのでしょう。もちろん、他の与野党だって全くクリーン
なわけがないのですから。それでも、こういう本が出版されると
いうことはある意味でその政党の終焉が近くなっているのかも
しれません。ただ、それこそ選挙は水物なので、何かあればまた
盛り返してくる可能性がゼロとは言えないのもまた事実。
そういえば、「山が動いた」なんて言葉が流行ったあの頃、
僕も社会党の議席が伸びるのを見てなんだか応援したくなって
いました。昔から判官贔屓のひねくれ者でしたから。それがまぁ、
今はこんな本が出版されていて、ここでレビュー書いてるんです
から。一貫性のないひねくれ者なんだなぁ、と思いますよ。
「頭にゴーグル」は格好良く描きやすい。<BLACK CAT 19 (19)>
2004年8月12日 読書
ジャンプは社会人になってから全然
読んでいなかったんですが、唯一読んで
いたのがこの「BLACK CAT」。
絵もストーリーもなかなか良いので、
なんだかんだ読んでいたのですが、
どうも周りにはウケがいまいち。
大学の頃にやっていたイラストの延長で、ぼちぼちと今でも
鉛筆で描いていたりするんですよ。トーンとか貼ってないけど、
それなりに楽しいわけ。相性がいいのかなんなのか分からないけど
比較的描きやすいし。特徴あるからかなぁ。(しかし、それでも
ミナツキ・サヤを描いた時には、浴衣って描くの難しいと本当に
思った。なんか、ただの妙な布着てるようにしか見えないし)
それはそれとして。
この巻のラストに、主人公のトレインとスヴェンが出会った頃の
エピソードが描かれているんですが、そこに出てくるトレインの
額にはゴーグルが。あれって、なかなか格好いいなぁと思って
いるんですけども、いかがなものでしょう。なんかサマになって
いると思うのですが。昔、PBMで使ったキャラにもそんな風に
デザインしたのもいますし。
スキーに行った時にも、スノーゴーグルを額にあげている
姿は格好いいと思うし。もちろん、ちゃんと着用しているのも
問題なく格好いいわけなんですけどね。
また、今日あたり1枚描いてみようかなぁ。
友達にもそろそろ原稿描いて欲しいような話されてるし。
とりあえずまぁ、今日は久々にこういったお話でした。
読んでいなかったんですが、唯一読んで
いたのがこの「BLACK CAT」。
絵もストーリーもなかなか良いので、
なんだかんだ読んでいたのですが、
どうも周りにはウケがいまいち。
大学の頃にやっていたイラストの延長で、ぼちぼちと今でも
鉛筆で描いていたりするんですよ。トーンとか貼ってないけど、
それなりに楽しいわけ。相性がいいのかなんなのか分からないけど
比較的描きやすいし。特徴あるからかなぁ。(しかし、それでも
ミナツキ・サヤを描いた時には、浴衣って描くの難しいと本当に
思った。なんか、ただの妙な布着てるようにしか見えないし)
それはそれとして。
この巻のラストに、主人公のトレインとスヴェンが出会った頃の
エピソードが描かれているんですが、そこに出てくるトレインの
額にはゴーグルが。あれって、なかなか格好いいなぁと思って
いるんですけども、いかがなものでしょう。なんかサマになって
いると思うのですが。昔、PBMで使ったキャラにもそんな風に
デザインしたのもいますし。
スキーに行った時にも、スノーゴーグルを額にあげている
姿は格好いいと思うし。もちろん、ちゃんと着用しているのも
問題なく格好いいわけなんですけどね。
また、今日あたり1枚描いてみようかなぁ。
友達にもそろそろ原稿描いて欲しいような話されてるし。
とりあえずまぁ、今日は久々にこういったお話でした。
今更かもしれないけど、史上最強州知事マンガのお話。<ターミネーター3>
2004年7月30日 読書
表紙はドルフ・ラングレンさんではありません。
アントニオ・バンデラスさんでもありません。
ましてや、スタローンさんな訳があるはずもなく。
州知事シュワルツェネッガーさんです。
今回はターミネーター3でありまして。
コミック化されていたわけですよ。この作品。
最初は、「なんだぁー、ただの便乗商品じゃん」なんてな
気持ちで読んでいたりしたんですが、案外ちゃんとアメリカの
ターミネーター3制作サイドと詰めているんですね。
そのあたり軽く見ていました。いやはや、そんなんではいけない
ですね。
ちなみに、ターミネーター3のあらすじとはこんな感じです。
公開から1年経っているので、大体の方は今回のT3の
あらすじや結末はご存じだと思うのでその辺ははしょります。
んで、このターミネーターに限らず「機械が人間に対して
反乱を起こす」というモチーフ自体は嫌いじゃありません。
コンピューター・パニックものの小説や映画もよく見ます。
物語自体もそれなりに楽しいんですが、それを見ていると
少し考えることがあるわけです。
それは前にも同じようなことを書いたんですが、「仮に
機械が全世界を支配したとして、その後一体どういった世界を
作ろうと考えているのだろう?」ということなんですよ。
映画に限らず、シューティングゲームの世界でもそう。
「破壊と殺戮を好む○○帝国軍とか○○魔王は、ある日突然
平和な世界に対して侵攻を開始〜」なんてなオープニングで
始まるものなんですけども。
別に侵攻すること自体にどんな考えがあるのか知ったこっちゃ
ないわけなんですけども、「じゃぁ、世界を支配した後に
あんたらはどんな世界を作るつもりなんだ」と。
ターミネーターの世界なんかは、基本的に登場するのは全部
兵器ばかりです。戦闘機だったり、対人戦車だったり、
コンピューターウィルスだったり。「人類を抹殺するために」
製造され続けるのだから、その対象の人類がみんな死んで
しまったら、一体どうしてしまうんだろう、とかよからぬことを
考えてしまったり。
昨日まで火炎放射器で人間を思うまま焼き尽くしてきた
ロボットが、今日からはガスコンロや炭焼き機になるとは考え
にくいし。どんなもんなんでしょうねぇ。
それと、「機械が人類に対して敵意を抱く瞬間」というのって
どんな所からなんだろうか、と。「猿の惑星」では、人類に
酷使される日々に対する拒否からって話だったけど。機械が人類に
対して反抗を始めるのって……うーん。
相手がそういうビジョンなんて無くて、ただ単純に破壊と殺戮
しか考えていないから、「こんな奴らを生かしておけない!」と
いうことで、思う存分ねじ伏せることが出来るのかもしれない。
太平洋戦争の時や、冷戦や湾岸戦争やイラク戦争なんかでも、
「相手は残忍な破壊者だ」と主張することでなんだか良く分か
らないすごい兵器で戦えたわけだし。もし、相手に「それなりに
根拠があって、理のある政治体制とか考え方」があるとしたら、
あそこまで相手を憎めないんじゃないかな、と。自分が容赦なく
暴力を振るうためには、相手は「徹底した悪者でないといけない」
わけなんだし。
「自分が良い子ぶるためには、悪者が必要」なんだから。
いや、そんなことはこの本を読む時には一切いらないんですよ。
ただ純粋に読んで、楽しめばいいんです。
ただね、ただ、少しだけ気になっただけで。どうしてるかな、と。
さっぱり、内容の話していないや。
アントニオ・バンデラスさんでもありません。
ましてや、スタローンさんな訳があるはずもなく。
州知事シュワルツェネッガーさんです。
今回はターミネーター3でありまして。
コミック化されていたわけですよ。この作品。
最初は、「なんだぁー、ただの便乗商品じゃん」なんてな
気持ちで読んでいたりしたんですが、案外ちゃんとアメリカの
ターミネーター3制作サイドと詰めているんですね。
そのあたり軽く見ていました。いやはや、そんなんではいけない
ですね。
ちなみに、ターミネーター3のあらすじとはこんな感じです。
人類に作られながら、人類を抹殺することを決定したスーパー・
コンピューター「スカイネット」は、軍部のコンピュータネットを
次々と掌握、核兵器と新たに開発された無人兵器を使用し、
行動を起こした。
「審判の日(ジャッジメント・デイ)」
人々はその日を後にそう呼ぶことになる。
30億以上の人命が失われ、世界中から文明の灯が消えようと
した時、一人の男が立ち上がった。
その男のもとに人類は参集し、「スカイネット」に対し激しい
抵抗を始める。
そして戦闘は膠着状態に入り、業を煮やした「スカイネット」は
究極の対人兵器「ターミネーター」をその男を暗殺すべく過去の
時間軸に送り出した。
男が生まれる前に一度、そして男が力を持つ前にもう一度。
しかし、二度の試みは共に失敗に終わった。
男の名は「ジョン・コナー」。
「スカイネット」にとって、この男は他の人間の男共と
大して違わない存在であるはずだった。
だが、幾多の試みは失敗し、数々の煮え湯を飲まされる。
そして、西暦2003年の過去に対し、「スカイネット」は
再び行動を起こした――
「本文まえがき」より引用。
公開から1年経っているので、大体の方は今回のT3の
あらすじや結末はご存じだと思うのでその辺ははしょります。
んで、このターミネーターに限らず「機械が人間に対して
反乱を起こす」というモチーフ自体は嫌いじゃありません。
コンピューター・パニックものの小説や映画もよく見ます。
物語自体もそれなりに楽しいんですが、それを見ていると
少し考えることがあるわけです。
それは前にも同じようなことを書いたんですが、「仮に
機械が全世界を支配したとして、その後一体どういった世界を
作ろうと考えているのだろう?」ということなんですよ。
映画に限らず、シューティングゲームの世界でもそう。
「破壊と殺戮を好む○○帝国軍とか○○魔王は、ある日突然
平和な世界に対して侵攻を開始〜」なんてなオープニングで
始まるものなんですけども。
別に侵攻すること自体にどんな考えがあるのか知ったこっちゃ
ないわけなんですけども、「じゃぁ、世界を支配した後に
あんたらはどんな世界を作るつもりなんだ」と。
ターミネーターの世界なんかは、基本的に登場するのは全部
兵器ばかりです。戦闘機だったり、対人戦車だったり、
コンピューターウィルスだったり。「人類を抹殺するために」
製造され続けるのだから、その対象の人類がみんな死んで
しまったら、一体どうしてしまうんだろう、とかよからぬことを
考えてしまったり。
昨日まで火炎放射器で人間を思うまま焼き尽くしてきた
ロボットが、今日からはガスコンロや炭焼き機になるとは考え
にくいし。どんなもんなんでしょうねぇ。
それと、「機械が人類に対して敵意を抱く瞬間」というのって
どんな所からなんだろうか、と。「猿の惑星」では、人類に
酷使される日々に対する拒否からって話だったけど。機械が人類に
対して反抗を始めるのって……うーん。
相手がそういうビジョンなんて無くて、ただ単純に破壊と殺戮
しか考えていないから、「こんな奴らを生かしておけない!」と
いうことで、思う存分ねじ伏せることが出来るのかもしれない。
太平洋戦争の時や、冷戦や湾岸戦争やイラク戦争なんかでも、
「相手は残忍な破壊者だ」と主張することでなんだか良く分か
らないすごい兵器で戦えたわけだし。もし、相手に「それなりに
根拠があって、理のある政治体制とか考え方」があるとしたら、
あそこまで相手を憎めないんじゃないかな、と。自分が容赦なく
暴力を振るうためには、相手は「徹底した悪者でないといけない」
わけなんだし。
「自分が良い子ぶるためには、悪者が必要」なんだから。
いや、そんなことはこの本を読む時には一切いらないんですよ。
ただ純粋に読んで、楽しめばいいんです。
ただね、ただ、少しだけ気になっただけで。どうしてるかな、と。
さっぱり、内容の話していないや。
ライトン―明るいライトン生活
2004年6月22日 読書
「ライトン」という動物は、生き物でもあり、電化製品でも
あるという不思議な設定のもとにイメージを膨らませました。
それは幼い頃から、壁の隅っこにある「コンセント」が
ぶたの鼻みたいに見える……と思い続けているところから
始まっています。
「あとがき」より引用
ライトンは、イラストレーターのサトウマユさんの生み出した
ブタのキャラクターです。イノシシからブタへと進化した
「トン類」が歴史を刻んでいる世界を舞台に様々なブタ達が
生活しているわけです。
しかしまぁ、この世界、何から何までブタだらけです。
「ライト(電球)」→「ライトン」に始まり、「キューピット」
→「キューピットン」、「トランペットン」「アルトンサックス」
「タイプライトン」「ペットンボトル」など、これはほんの一部。
世界にも飛び出します。例えばこんなもの。
中国からは「キントン雲」「トン安門広場」「毛沢トン」など、
ドイツからは「モーツァルトン」「レントンゲン」「フェルナン
トン・ポルシェ」など。
フランスからは「ブーランルージュ」「トンヌ・ダルク」
「ナポレオン・ポナパルトン」。
アメリカは「ベイブールース」「ジョージワシントン」「エリック・
クラプトン」などなど、本当もうやりたい放題です。
でも、ここまで徹底するとなんか笑えてくるのは不思議。
絵がほのぼのしてるからなのかもしれないんですけどね。
「思想なんかいらない生活」送ってますか?
2004年6月21日 読書
以前、哲学の本を紹介しておいてなんですが。
こんな本を買いました。ちくま新書。
知識人、評論家、批評家、思想家、世の中に「言葉」でご飯を
食べている人達はいっぱいいます。いろいろと「思想」なんて
ことを考えて、世のため人のために頑張っています。
でも、その「世のため人のための思想」は果たしてどれだけ
僕らの生活に役立って来るんだろうか? というテーマでこの本は
書かれています。
前書きにはこんな文章が出てきます。
平たく言うと、「思想」なんてことは実生活では「全くと
言っていいほど役に立たない」ものなんだってことを解説
した本だということなのですが。
「思想」を職業としている人達は、とかく自分を特別視
したがる傾向にあるみたいで、「思想」というものに興味のない
(「思想」や「思想家」そのものをありがたがらない)人達の
ことを「大衆」ということで嘲笑しているわけでして。
「思想」を職業にしている人達はかくの如く語る。
でも、それを言うならば、思想書を読んだって「普通の思想家」
にしかなれないんじゃないの? だって、他の思想家もみんな
同じ本を読んでいるんだろうから。
それとも、こうした反論さえ嘲笑の対象にされちゃうのかな。
全編に渡って書かれているのは、現代の思想家達への徹底した
批判。まぁ、半ば言い掛かりめいた所もないわけじゃないんだ
ろうけども、確かに「思想家」達の言ってることは分かりにくい。
彼らの本や論文を全部読んだわけじゃないけど、少なくとも
これだけではさっぱり分からんなーって感じ。
それでも、思想家の先生達はお互いがお互いで分かり合ったり
なんだかよく分からないことで論争というかただの喧嘩をしてる。
おいてけぼりになるのは、いつも「ふつう」の人達だ。
この本で「思想家」の対になるのは、「ふつうの人々」。
なんの特色もなく、平均的な人達であるということ。
そんな人達は「思想家」と比べて、下等な存在なのかなぁと
考えてしまうわけですが、現実はそんなことはない。
これは思想家だけじゃなくて、僕らも当てはまるかもしれない。
一応、役人の端くれとして仕事してるけど、知らず知らずの間に
尊大になってやしないかとか思うことがあるし。自分はどこか
一段高いところにいるような、そんな身の程知らずな錯覚に
陥ってはいないか。「仕事」という面では変わりないのに。
「思想」なんて特別なものじゃない。無ければ無くていい。
有り難いかもしれないけど、かしこまる必要もないよっていう
ことなんですね、結局は。
……でも、そんなこと書きながら、説教臭い文面になって
しまうのはまだまだ未熟だからなんだろうなぁ。
(myテーマに「思想・主張」とか置いてるし)
こんな本を買いました。ちくま新書。
知識人、評論家、批評家、思想家、世の中に「言葉」でご飯を
食べている人達はいっぱいいます。いろいろと「思想」なんて
ことを考えて、世のため人のために頑張っています。
でも、その「世のため人のための思想」は果たしてどれだけ
僕らの生活に役立って来るんだろうか? というテーマでこの本は
書かれています。
前書きにはこんな文章が出てきます。
本書はその「思想」批判である。思想はあなたの人生を豊か
にする、思想なくしては現代は生きられない、自分を深く知る
ことができる、まだまだ有効だ、と素人(大衆)をたぶらかす
「思想」批判である。
なんのために。ふつうの人間の生き方、つまり「思想なんか
いらない生活」を擁護するためにである。実利の人生を擁護
するためにである。
平たく言うと、「思想」なんてことは実生活では「全くと
言っていいほど役に立たない」ものなんだってことを解説
した本だということなのですが。
「思想」を職業としている人達は、とかく自分を特別視
したがる傾向にあるみたいで、「思想」というものに興味のない
(「思想」や「思想家」そのものをありがたがらない)人達の
ことを「大衆」ということで嘲笑しているわけでして。
「思想」を職業にしている人達はかくの如く語る。
「僕に言わせれば、ビジネス本をいくら読んだって普通の
ビジネスマンにしかなれない(笑)。だって、他のビジネスマンも
みんな同じ本を読んでいるんだから」
でも、それを言うならば、思想書を読んだって「普通の思想家」
にしかなれないんじゃないの? だって、他の思想家もみんな
同じ本を読んでいるんだろうから。
それとも、こうした反論さえ嘲笑の対象にされちゃうのかな。
全編に渡って書かれているのは、現代の思想家達への徹底した
批判。まぁ、半ば言い掛かりめいた所もないわけじゃないんだ
ろうけども、確かに「思想家」達の言ってることは分かりにくい。
彼らの本や論文を全部読んだわけじゃないけど、少なくとも
これだけではさっぱり分からんなーって感じ。
それでも、思想家の先生達はお互いがお互いで分かり合ったり
なんだかよく分からないことで論争というかただの喧嘩をしてる。
おいてけぼりになるのは、いつも「ふつう」の人達だ。
この本で「思想家」の対になるのは、「ふつうの人々」。
なんの特色もなく、平均的な人達であるということ。
そんな人達は「思想家」と比べて、下等な存在なのかなぁと
考えてしまうわけですが、現実はそんなことはない。
「思想」従事者は不満だろうが、新製品開発や売り込みで必死の
会社員と同じ仕事ではないか。一般大衆の仕事を舐めてはいけない。
自分の仕事が高級だ、などと思ったら一巻の終わりだ。もし、こんな
ことを言われて不満なら、もうあなたはおかしくなっている。
これは思想家だけじゃなくて、僕らも当てはまるかもしれない。
一応、役人の端くれとして仕事してるけど、知らず知らずの間に
尊大になってやしないかとか思うことがあるし。自分はどこか
一段高いところにいるような、そんな身の程知らずな錯覚に
陥ってはいないか。「仕事」という面では変わりないのに。
「思想」なんて特別なものじゃない。無ければ無くていい。
有り難いかもしれないけど、かしこまる必要もないよっていう
ことなんですね、結局は。
……でも、そんなこと書きながら、説教臭い文面になって
しまうのはまだまだ未熟だからなんだろうなぁ。
(myテーマに「思想・主張」とか置いてるし)
天下御免の向こう見ず
2004年6月13日 読書
いつもいつも本の話になると爆笑問題・太田光さんのことに
なってしまうんですが、今回も買ってしまいました。
97年に出版された太田さんの同名エッセイ本の文庫版です。
テレビブロスに連載されているエッセイをまとめたものなの
ですが、これがまた結構読ませる。エッセイというものを、
あまり読まない僕ですが、何故かこう読んでしまう。不思議です。
太田さんのものに限らず本を読んでいて楽しいのは、毎回
なにがしか新しい発見があることなんです。それは良い内容
でもあり、悪い内容でも両方あるわけですけども。どちらも
見つけられない本を読むと心底がっかりしてますが。
読んでいて、ふと目に止まった話が一つ。引用してみますね。
大学生の頃や就職したての僕は「完全な人間」に憧れてました。
欠点ばかりの自分が本当に嫌で嫌でしょうがなくて、なんとか
「完全で欠点の無い、良い人間」になりたかった。それこそ、
ヤイコの「B’ COZ I LOVE YOU」にあったような「完全になれば、
愛されると思ってた」なんて感じで。
でも、最近になって考え方が変わってきたかな、とも。
別に向上心が無くなったとかではなくて、肩の力がふっと軽く
なってきたようなそんな感じ。
それは、「完全な自分」なんてなれっこないし、それ以前に
そんな自分は案外つまらないのだろうと分かってきたからでは
ないんじゃないかなとも思うわけでして。
だいぶ前にも書きましたけど、「完全な人間」像ってのは
どんどん性格が薄くなっていくんですよね。「完全な人間」って
言っておきながら、「人間じゃない」ものに近づいていくし。
どんどん特徴がなくなっていくんですよ。それは勘弁だな、と。
そんなことを思うようになるのも、こういうように本を読んで
いたせいなのかなぁと思うわけです。もちろん、読んでばかりでは
ダメなんですけどね。僕はそこから始めないといけないなぁ。
なってしまうんですが、今回も買ってしまいました。
97年に出版された太田さんの同名エッセイ本の文庫版です。
テレビブロスに連載されているエッセイをまとめたものなの
ですが、これがまた結構読ませる。エッセイというものを、
あまり読まない僕ですが、何故かこう読んでしまう。不思議です。
太田さんのものに限らず本を読んでいて楽しいのは、毎回
なにがしか新しい発見があることなんです。それは良い内容
でもあり、悪い内容でも両方あるわけですけども。どちらも
見つけられない本を読むと心底がっかりしてますが。
読んでいて、ふと目に止まった話が一つ。引用してみますね。
「もののけ姫」が日本映画史上最高(当時)のヒットだとか。
この映画に関していろいろ論議は出たけれども、根底にあった
テーマはこんなことだ。
”人間は自分勝手に自然を破壊して、文明を発展させている。
このまま狂った文明が進めば、いずれは神の怒りを買う”
確かに人間は自然破壊はするし、戦争はするし、バカなことを
平気でしでかす存在だ。だけど、人類を創った神様がもし
存在するとしたら、そんなことで神様は本当に怒るのだろうか。
怒るということは、人間に「何か」を期待していたからだ。
その「何か」をしないために、神様は怒るはずで、ただ「創った」
だけの存在である人間に対して、そこまで怒るだろうか、と。
「現代の社会は間違っている」
そんな考え方は案外人気がある。現代人は心のどこかで、
「自分達は間違った道を歩んでしまっている」と思っているの
ではないだろうか。
そんな現代の「不完全な」人間達を神様は嫌っているから、
一度全てを破壊して「完全な」人間になって神様に気に入られ
ようと考えたのが、一連のオウム・テロ事件だ、と。
「全ての人間が『自分達は正しい』『自分達は間違っている』と
思うのは恐いことだ」と言う。そして、そんな世の中は窮屈だ、と。
「ガラパゴスの箱舟」より
大学生の頃や就職したての僕は「完全な人間」に憧れてました。
欠点ばかりの自分が本当に嫌で嫌でしょうがなくて、なんとか
「完全で欠点の無い、良い人間」になりたかった。それこそ、
ヤイコの「B’ COZ I LOVE YOU」にあったような「完全になれば、
愛されると思ってた」なんて感じで。
でも、最近になって考え方が変わってきたかな、とも。
別に向上心が無くなったとかではなくて、肩の力がふっと軽く
なってきたようなそんな感じ。
それは、「完全な自分」なんてなれっこないし、それ以前に
そんな自分は案外つまらないのだろうと分かってきたからでは
ないんじゃないかなとも思うわけでして。
だいぶ前にも書きましたけど、「完全な人間」像ってのは
どんどん性格が薄くなっていくんですよね。「完全な人間」って
言っておきながら、「人間じゃない」ものに近づいていくし。
どんどん特徴がなくなっていくんですよ。それは勘弁だな、と。
そんなことを思うようになるのも、こういうように本を読んで
いたせいなのかなぁと思うわけです。もちろん、読んでばかりでは
ダメなんですけどね。僕はそこから始めないといけないなぁ。
「就職こわい」…落語のようなオチが欲しいなぁ。
2004年5月10日 読書
昨日、大学のサークルの花見にOBとして顔を出して
きたんですが、そこで話になったのは「どうやって、
就職できたんですか?」という極めて平凡ながら、
現代的で不躾なご質問。
いや、いつものように「先輩面オーラ」0%な僕ですけども、
こと就職や単位のことになるとほんの少し真剣になります。
「3年後半になったら就職活動で忙しくなるから、今のうちに
単位稼いでおきなさいよー」と言ってのけるわけですよ。
自分がどうだったのかなんて、恥ずかしくて言えやしない。
それでも、足掻いたさ、もがいたさ、なんとかなったさ。
でも、年々就職率は悪化の一途を辿ってしまう。
毎年優秀な人、出来る人、普通の人、もう一息な人、割合は
そう変わらないはずなのに、「就職できない」という人が
増えているというちょっと笑うに笑えない状況になってます。
就職難は景気のせいかもしれないけど、ひょっとして、
職を求める学生達の心にも何か原因はないのかな? という
ことについて書かれたのがこの本です。
著者は言わずと知れた精神科医香山リカさん。
「就職したいなぁ」って気持ちは漠然とあるものの、それを
いざ実行に移そうとする気力がない。「課題で忙しいです」
「そのうちやりますよ」という返事を返しながら、いつの
間にか卒業の日を迎えてしまう。新卒のカードが無くなる。
この本では、就職を「こわい」と言って逃げる人達の構図を
描いています。積極的にせよ、消極的にせよ「逃げて」いると
いうわけなのです。
「就職がこわい」というのは、落語のオチのようにはなかなか
いかないんでしょうねぇ。就職に悩んだら、ちょっと読んで
みてもいいかもしれません。
きたんですが、そこで話になったのは「どうやって、
就職できたんですか?」という極めて平凡ながら、
現代的で不躾なご質問。
いや、いつものように「先輩面オーラ」0%な僕ですけども、
こと就職や単位のことになるとほんの少し真剣になります。
「3年後半になったら就職活動で忙しくなるから、今のうちに
単位稼いでおきなさいよー」と言ってのけるわけですよ。
自分がどうだったのかなんて、恥ずかしくて言えやしない。
それでも、足掻いたさ、もがいたさ、なんとかなったさ。
でも、年々就職率は悪化の一途を辿ってしまう。
毎年優秀な人、出来る人、普通の人、もう一息な人、割合は
そう変わらないはずなのに、「就職できない」という人が
増えているというちょっと笑うに笑えない状況になってます。
就職難は景気のせいかもしれないけど、ひょっとして、
職を求める学生達の心にも何か原因はないのかな? という
ことについて書かれたのがこの本です。
著者は言わずと知れた精神科医香山リカさん。
「就職したいなぁ」って気持ちは漠然とあるものの、それを
いざ実行に移そうとする気力がない。「課題で忙しいです」
「そのうちやりますよ」という返事を返しながら、いつの
間にか卒業の日を迎えてしまう。新卒のカードが無くなる。
この本では、就職を「こわい」と言って逃げる人達の構図を
描いています。積極的にせよ、消極的にせよ「逃げて」いると
いうわけなのです。
「就職がこわい」というのは、落語のオチのようにはなかなか
いかないんでしょうねぇ。就職に悩んだら、ちょっと読んで
みてもいいかもしれません。
14歳からの哲学―考えるための教科書
2004年5月9日 読書
哲学とは昔々からある高度な学問です。
物凄く高尚で七面倒くさいことを考えてるように見えて、
実は極めて日常的で身近な現象や感情に目を向けて、一から
見直してみようじゃないかという学問です。
ただ、哲学というのは非常に「分かりにくい」学問です。
小難しい物事をいとも簡単に打ち砕いて分かりやすくして
くれますけども、その砕いた破片がそれぞれに際限なく
騒ぎ立てるものですから、どうしようも無いのですが。
それでも、哲学という学問が現代まで残ってきた理由には
日常的な現象や感情の「そのもの」を見つめてみようという
感情があったからです。
そんな「哲学」という学問のエッセンスを凝縮して、かみ砕き
分かりやすくなおかつ「考える足がかり」に出来る本が出来ました。
「14歳からの哲学」というタイトルの通り、今の中学生が
思い悩むであろう感情や物事に対して「それは元々どういう意味
なのか」という足がかりを与えてくれます。
物凄いスピードで流れる世の中、ふと足を止めて「考えて」
みる余裕くらい、僕らにはまだまだあるんじゃないかなと思って
いたりします。そして、いっぱい考えた後は体を動かしましょう。
物凄く高尚で七面倒くさいことを考えてるように見えて、
実は極めて日常的で身近な現象や感情に目を向けて、一から
見直してみようじゃないかという学問です。
ただ、哲学というのは非常に「分かりにくい」学問です。
小難しい物事をいとも簡単に打ち砕いて分かりやすくして
くれますけども、その砕いた破片がそれぞれに際限なく
騒ぎ立てるものですから、どうしようも無いのですが。
それでも、哲学という学問が現代まで残ってきた理由には
日常的な現象や感情の「そのもの」を見つめてみようという
感情があったからです。
そんな「哲学」という学問のエッセンスを凝縮して、かみ砕き
分かりやすくなおかつ「考える足がかり」に出来る本が出来ました。
「14歳からの哲学」というタイトルの通り、今の中学生が
思い悩むであろう感情や物事に対して「それは元々どういう意味
なのか」という足がかりを与えてくれます。
物凄いスピードで流れる世の中、ふと足を止めて「考えて」
みる余裕くらい、僕らにはまだまだあるんじゃないかなと思って
いたりします。そして、いっぱい考えた後は体を動かしましょう。
戦争で死んだ兵士のこと / 小泉吉宏
2004年3月24日 読書
今は、のどかな森のほとり、ひとりの兵士が死んでいる。
1時間前、兵士は生きていて闘っていた。
2時間前、兵士はひとり道に迷っていた。
…10日前、恋人にプロポーズをし将来を誓い合った。
こんな書き出しで始まるこの作品。
先日書いた「ブッタとシッタカブッタ」シリーズの著者である
小泉吉宏さんが書いています。
中身は表紙などを含めてもたった20ページ程の作品です。
それぞれのページも、ちょっとしたイラストと短い言葉が
書かれているだけのとてもシンプルな作りになっています。
正直に言いまして、「派手さ」はカケラもありません。
ただ、言葉の一つ一つがとてつもなく重いです。
倒れている戦死した一人の兵士の人生を、いわば「巻き戻し」
する形で、1時間前、2時間前、10日前、といったように
書かれているわけなのですが、これがまた胸に重く響きます。
それ以上については、ここでは触れません。
ただ、読んでいて「命」というのがどういうものなのか、
改めて考えました。一度は自分で命を投げ捨てようとしただけに、
「生きている」というその言葉の意味を改めて考えました。
この本は出来れば買って読んで欲しいですけど、そうでなくても
図書館で読むとか、本屋にあれば立ち読みでもいいですから、
ぜひ読んでみていただきたいなぁと思っているわけです。
ブッタとシッタカブッタ3 / 小泉吉宏
2004年3月19日 読書
いわゆる「こころ系」な本を読むようになったのはいつ頃から
なのかははっきりしない。多分、就職活動をやっていた頃からの
ことなんだろうけども。その当時の日記には、あまり読んだ本の
内容について書いてはいなかったみたいだけど。
高校生や大学生の頃はあまり本自体読んでいなかったし。
ましてや「こころ系」というか、「心の運転マニュアル」的な
ジャンルの本は自分には必要ないような気がしていたのも事実。
それでもって、以前の日記に書いた「ブッタとシッタカブッタ」
シリーズの本でございます。近くのゲオで100円で買って参り
ました。(安く買えるのはいいことなんだけど、なんだかね)
この本はいわゆる「生き方」というよりは、「ものの見方」を
解説しています。生きていくと見逃してしまいそうな当たり前の
ことについて、ゆっくりじっくり考えてみようじゃないかという
ものでございます。
この本の冒頭にはこんな言葉が書かれています。
つまるところ、この本は「そのまんまでいいよ」という
メッセージで綴られています。「そのまんまでいいよ」とは
よく口にする言葉ではありながら、自分の中に根付かせるには
なかなか難しいものです。「自分らしく」なんて言葉も、
同じように口にはするものの「自分らしく」生きている人なんて
果たしてどれだけいるんだろうかとも。第一、「自分らしく」の
その自分すらあやふやな感じなら、とてもじゃないけど「らしく」
生きるのなんて不可能じゃないかなって思うわけです。
その「自分らしく」=「そのまんま」ってことだと僕は
この本を読んでなんとなく考えていました。ただ、「そのまんま」
で生きることを自分自身でどれだけ難しくしていることか。
先入観を持たず、何らかの評価をして一面的に見るだけでなく
本当に「そのまんま」を見ることってのは意外と難しい。
それは飾らない「そのまんまの自分」を見つめるのが恐いから
なのかもしれない、と。
ぜひ一度読んでみて下さいませ。おすすめです。
「言葉を上手く使っても、そのものを表現することは出来ない」
と、いうことなので。
なのかははっきりしない。多分、就職活動をやっていた頃からの
ことなんだろうけども。その当時の日記には、あまり読んだ本の
内容について書いてはいなかったみたいだけど。
高校生や大学生の頃はあまり本自体読んでいなかったし。
ましてや「こころ系」というか、「心の運転マニュアル」的な
ジャンルの本は自分には必要ないような気がしていたのも事実。
それでもって、以前の日記に書いた「ブッタとシッタカブッタ」
シリーズの本でございます。近くのゲオで100円で買って参り
ました。(安く買えるのはいいことなんだけど、なんだかね)
この本はいわゆる「生き方」というよりは、「ものの見方」を
解説しています。生きていくと見逃してしまいそうな当たり前の
ことについて、ゆっくりじっくり考えてみようじゃないかという
ものでございます。
この本の冒頭にはこんな言葉が書かれています。
「そのまんまでいいよ」
これが理解できたなら
この本は読まなくてもOKだよ
つまるところ、この本は「そのまんまでいいよ」という
メッセージで綴られています。「そのまんまでいいよ」とは
よく口にする言葉ではありながら、自分の中に根付かせるには
なかなか難しいものです。「自分らしく」なんて言葉も、
同じように口にはするものの「自分らしく」生きている人なんて
果たしてどれだけいるんだろうかとも。第一、「自分らしく」の
その自分すらあやふやな感じなら、とてもじゃないけど「らしく」
生きるのなんて不可能じゃないかなって思うわけです。
その「自分らしく」=「そのまんま」ってことだと僕は
この本を読んでなんとなく考えていました。ただ、「そのまんま」
で生きることを自分自身でどれだけ難しくしていることか。
先入観を持たず、何らかの評価をして一面的に見るだけでなく
本当に「そのまんま」を見ることってのは意外と難しい。
それは飾らない「そのまんまの自分」を見つめるのが恐いから
なのかもしれない、と。
言葉では語れない、まるごとのなぁんでもない自分がいる。
よく「本当の自分」という言い方をするけど、ある面が本当の
自分でいつもの自分はウソの自分なんだろうか?
幸福と不幸が別々ではなくて対で生まれるように、本当の自分を
作るとウソの自分が出来上がる。本当とかウソとか気にしないと
まるごと「ただの自分」がここにいることに気付く。
ぜひ一度読んでみて下さいませ。おすすめです。
「言葉を上手く使っても、そのものを表現することは出来ない」
と、いうことなので。
大学では文芸系サークルにいたのに、芥川賞作品なんて今まで
一回も読んだことがないという実にへっぽこな人間やってました。
それどころか、高校では図書室入り浸りの女の子が叫ぶ「失楽園
なんて図書館に入れるの絶対反対だよ!」というセリフを、
左耳から入れて右耳から流して、ろくすっぽ本など読んじゃいな
かったんですけども。
それでも、ようやく「文字」ってものを覚えてきたせいか、
本を読むのが楽しくなってきた今日この頃です。
今回の芥川賞2作品、売り上げもかなりのものらしいです。
今までに比べて話題性が非常に高かったんだなぁと改めて思って
います。直木賞受賞の京極堂&江国の香織さんが霞んで見える
感じさえするし。
でも、今回これだけ盛り上がってると、大道珠貴さんの
「しょっぱいドライブ」とどうしても比べてしまったり。
あれはあれで良さげな感じだと思うんだけどなー。
「猛スピードで母は」がなんだかとても寂しげに見えるし。
(多分、「地元」(?)の我が町でも「背中」や「ピアス」より
売れてないと思うんだよなぁ。)
さて。
まずはとても読み易かったです。文体すっきりしてますし、
世界観も掴みやすいし。正直「芥川賞作品ってもっと小難しい」と
思っていたんですけども、先入観は見事に打ち砕かれたわけで。
「愛しいよりも、いじめたいよりも、もっと乱暴なこの気持ち」
帯にはそう書いてあります。確かに、中身を読んでいくと、
本当に「乱暴な」感情が芽生える瞬間が書かれているのですが。
しかし、どうこう言うより、一回読んだ方がいいと思います。
久々に読んでいて「良い作品だなぁ」って思ったし。こういう
風に感じるのは本当に久々。
そういえば、作中に出てくる主人公「ハツ」みたいな人って、
思い出してみれば高校時代いたかもしれない。気付いていない
だけで、こんな世界は結構あちこちに存在してるのかも。
でも……作中のこの二人(ハツとにな川)の関係はいいなぁ。
個人的にそう思う。
一回も読んだことがないという実にへっぽこな人間やってました。
それどころか、高校では図書室入り浸りの女の子が叫ぶ「失楽園
なんて図書館に入れるの絶対反対だよ!」というセリフを、
左耳から入れて右耳から流して、ろくすっぽ本など読んじゃいな
かったんですけども。
それでも、ようやく「文字」ってものを覚えてきたせいか、
本を読むのが楽しくなってきた今日この頃です。
今回の芥川賞2作品、売り上げもかなりのものらしいです。
今までに比べて話題性が非常に高かったんだなぁと改めて思って
います。直木賞受賞の京極堂&江国の香織さんが霞んで見える
感じさえするし。
でも、今回これだけ盛り上がってると、大道珠貴さんの
「しょっぱいドライブ」とどうしても比べてしまったり。
あれはあれで良さげな感じだと思うんだけどなー。
「猛スピードで母は」がなんだかとても寂しげに見えるし。
(多分、「地元」(?)の我が町でも「背中」や「ピアス」より
売れてないと思うんだよなぁ。)
さて。
まずはとても読み易かったです。文体すっきりしてますし、
世界観も掴みやすいし。正直「芥川賞作品ってもっと小難しい」と
思っていたんですけども、先入観は見事に打ち砕かれたわけで。
「愛しいよりも、いじめたいよりも、もっと乱暴なこの気持ち」
帯にはそう書いてあります。確かに、中身を読んでいくと、
本当に「乱暴な」感情が芽生える瞬間が書かれているのですが。
しかし、どうこう言うより、一回読んだ方がいいと思います。
久々に読んでいて「良い作品だなぁ」って思ったし。こういう
風に感じるのは本当に久々。
そういえば、作中に出てくる主人公「ハツ」みたいな人って、
思い出してみれば高校時代いたかもしれない。気付いていない
だけで、こんな世界は結構あちこちに存在してるのかも。
でも……作中のこの二人(ハツとにな川)の関係はいいなぁ。
個人的にそう思う。
お金が無いというのに、衝動買いの癖があるので至極困った
ことになっていたりするんですが、またいろいろ買ってしまい
ました。行き帰りのバスの中で読みたい本が欲しいなぁとも
思って、何か面白そうな本がないのかなと探していたわけです。
本と言っても、いろんなジャンルがあるんですけども、
相変わらずノンフィクションや新書ばかり。
そんなわけで、今回買ったのはこういうラインナップです。
1:中島義道「不幸論」(PHP新書)
2:梶原しげる「口のきき方」(新潮新書)
3:香山リカ「就職がこわい」(講談社)
4:綿谷りさ「蹴りたい背中」(河出書房新社)
まぁ、見事にバラバラな4冊なんですが、特筆すべきは4。
ついに買ってしまいました。もうちょっと後に買おうと思って
いたんですけども、結局買ってしまいました。いずれこの本に
ついても、この日記の中で書くことになるのでしょう。
とりあえずまぁー、読んでみることにします。
何か新しい発見をしたいなぁーと思って毎回本を買っている
訳なんですけども、今回も何か見つけることが出来ればな、と。
特に芥川賞の本なんて今まで読んだことなかったわけだし。
ことになっていたりするんですが、またいろいろ買ってしまい
ました。行き帰りのバスの中で読みたい本が欲しいなぁとも
思って、何か面白そうな本がないのかなと探していたわけです。
本と言っても、いろんなジャンルがあるんですけども、
相変わらずノンフィクションや新書ばかり。
そんなわけで、今回買ったのはこういうラインナップです。
1:中島義道「不幸論」(PHP新書)
2:梶原しげる「口のきき方」(新潮新書)
3:香山リカ「就職がこわい」(講談社)
4:綿谷りさ「蹴りたい背中」(河出書房新社)
まぁ、見事にバラバラな4冊なんですが、特筆すべきは4。
ついに買ってしまいました。もうちょっと後に買おうと思って
いたんですけども、結局買ってしまいました。いずれこの本に
ついても、この日記の中で書くことになるのでしょう。
とりあえずまぁー、読んでみることにします。
何か新しい発見をしたいなぁーと思って毎回本を買っている
訳なんですけども、今回も何か見つけることが出来ればな、と。
特に芥川賞の本なんて今まで読んだことなかったわけだし。