12年以上の西武ファンな私は、
正直巨人の話なんてどうでもいいん
ですけども、この「ダン・ミセリ」
さんの話だけは妙に面白く見ていました。

　なんて言いますかねぇ、この人の名前が出ると「あぁ、この試合
勝ったなぁ」なんて思えるようになる希有な方でして。「出ると
負け」ということならば、いっそのこと敗戦処理専門にしてみる
のも面白いんじゃないかなぁ、と。

　しかし、防御率26以上ってのもすごいよなぁ。自責点の嵐。

　練炭ってのはそこまで便利？
　そこまでして、死にたい理由って
いったいどんなもの？
　ほとんど、僕と年が変わらないんだよね。
何がいったいそうさせるんだろう。

　でも、こういう言葉も全然届かないんだろうなぁ……。
　「これでもか」ってくらい生に執着する人もいれば、逆にこうして
命を断ってしまう人がいるのがなんとも……。
　原因はそれぞれあるんだろうけども、それは果たして「死ななきゃ
解決出来ない」ような代物なんだろうか。本人にとっては、たぶん
そうなんだろうけども。

　また発生した大型地震。
福岡・佐賀を中心に怪我人が
多数いらっしゃるようです。
被災された方々にお見舞い
申し上げます。

　ちょっと今日は用事があって札幌まで来ているんですが、
その移動中にラジオで聞いたニュース。最初聞いた時は一瞬
耳を疑いました。福岡で震度6って……。
　北九州に大学生のいとこがいるので、心配になってメール
してみたんですが、今のところ返答がありません。おそらくは
無事だと思うのですが。こういう災害の時はメールも規制を
受けるんでしたっけ。通話は規制かかるみたいですけども。

　それにしても、地震が多くなったような気がします。
　九州もあったし、新潟もそうだし、いずれは北海道にも
また大型の地震が無いとも言えないし。
　人災だけじゃなくて、天災も盛りだくさんです。今年。

　しかし、ニュースで見たけども地震で通りのビルのガラスが
次々と粉々になって落下していく映像は衝撃的だった。
あの下に人がいなかったのが不幸中の幸いなんだけど……。

　ニッポン放送株のこと。
　確かにライブドアの堀江社長は
「今までの閉鎖的な日本の社会に
風穴を空ける」という意味では
貴重な人材なのかもしれない。

　今までの日本の社会ではあまり目にすることがなかった「常識」と
有り余る資金を武器に、プロ野球や報道の世界に乗り込んできた
堀江社長は確かにインパクトのある人物だ。30代でそこまでの
資産と企業を持つことができたということ自体、彼の優秀さを
表している。

　ただ、今まで生きてきた世界では「金が第一」なわけだったので、
それに慣れていない日本の社会は正直言って面食らってしまった。
「黒船が来た」なんて表現をされたこともあったけども、それは
確かに言い得てるとは思う。何から何まで「規格外」なわけだし。

「会社は投資した株主のもの。株主には商法に基づく正当な議決権が
ある。それに基づいて発言しているだけなのに、何故反発される？」
なんてなことがあるんでしょうが、問題はそのやり方がどうも
露骨に映ってしまっているから、反発を招いてしまっているので
しょう。
　バッファローズの時は、親会社の近鉄が経営難で球団を手放そう
とした時に、たまたま「そちらで無理だったら、うちでやりますよ」
なんて感じで手を差しのべるような格好だったので、世間の応援も
ありました。あと、ナベツネという「分かりやすい」悪役もいた
ことが効を奏したのでしょう。
　ただ、今回はニッポン放送自体が経営難ではない状態なのに、
「いきなり乗っ取りに来た」みたいに映ってしまったので、前の
ような追い風がなくなっているんじゃないかなぁ、と。

　堀江社長の言葉は確かに正しいんだと思いますよ。
　ただ、それがあまりに露骨に聞こえてくるんで、ちょっと引いて
しまっているところがあるんじゃないかなぁ。

　職場の昼休み、外に用事を足しに
出ていたら道新の支社に張り出してある
今日の朝刊に目が止まった。
　紙面には、車内で4人が練炭自殺している
ニュースが書いてあった。僕はその紙面を
しばらく眺めながら、重苦しい気持ちに
なっていた。

「そうやってまた、何かに絶望して死んでしまうんだな……」
　口には出さずに、そう考えていた。自殺してしまう人は毎年
大勢出てしまう。その理由は様々だとしても、自らの手でこの世に
別れを告げる人が大勢いるという現実は心の中に重く沈殿する。

　自殺事件を報道すること自体は必要なのかもしれないけども、
こう何回も継続してしまうとやはり心が角質化してしまって、
「日常的なこと」って受け止められてしまうのが恐ろしい。
そう思ってしまいかねない自分自身にも。

　ワイドショーに限らず、雑誌の評論や読者の投書に至るまで
「ネット自殺」にいろいろ語っていますけども、こうもたくさんの
「ネット自殺者」が出てしまうのには「練炭自殺」という新しい
方法が広まったからだと思う。
　それまでも自殺サイトみたいなものはあった。「ドクターキリコ」
事件なんてのはそこから出てきたわけだし。ただ、その時は薬を
手に入れられる人だけが現実に自殺を決行できて、それ以外の人は
「本当に死ぬ方法」が無かったわけで、死ぬこともなかった。
　ただ、最近になって「練炭自殺」という「簡単・便利・綺麗」な
手段が提示されたために、一気に妄想だったものが現実化して
しまったんじゃないかな……と。

「まったく、死にたきゃ、一人で死んでよね」
　不意に、その言葉で現実に引き戻された。通りの新聞をちらっと
見てこんな言葉を吐き捨てた人がいた。確かにそうかもしれない。
確かに、そうなのかもしれない……けど。

　大津市職員互助会が発行した職員手帳に、
「『六曜』が掲載されているのは
人権侵害だ」という理由で、発行した手帳
3800冊を全面回収するという事件が
ありました。
（「六曜」とは「大安」「仏滅」など
暦上の日の呼び名です）

「人権侵害だ」と主張した根拠には、「日柄の良しあしと関連付け
られる六曜は非科学的な迷信であり、迷信や因習で生活を縛ることは
差別など人権侵害につながる」というものがあります。

　んー……すごいね。何が何でも気に食わないんだなぁ。
　北海道の朝のラジオ「オハヨー　ほっかいどう」だったら、毎日
巻山アナウンサーが「何月何日、大安です」とか言ってるんだけど
それって人権侵害なんだろか。

　ここで人権団体の方々が言っているのは、「非科学的な迷信や
因習で生活を縛られたくない」ってことなんだろうけども、もし
そうだとしたらこの人達はうっかり「星座占い」とか「血液型占い」
とか口に出来ないってことじゃないか。自己紹介の時とかで
間違って「AB型の双子座だから、四重人格でーす」なんて言って
しまったら、それは「血液型や星座という迷信や因習に縛られる」
なんてことになりやしないかい。
　さらにいえば、「ジューンブライド」だってそうだろうし、
毎朝の星座別占いランキングとかもダメじゃん。

　でもね、結構普段は気にしないよーなんて言いながらも、いざ
自分の結婚式を仏滅にやろうとしたらちょっとは気が引けないかな。
それともそんなこと全く気にしないのかな。どうなんでしょ。

　冬。インフルエンザのシーズンです。
　市内の小学校でも一つ二つ学級閉鎖に
なっているクラスもあるそうです。
毎年、冬休みが終わって1〜2週間ほど
経った頃から学級閉鎖の話が出てくるん
ですよね。実際、インフルエンザが
流行りだすのもそのあたりだそうで。

「インフルエンザ対策には何がいいんですか？」なんてことは
毎年いろんな話が出てくるんですが、要は「暖かくして、規則正しい
生活をして、栄養のあるものをとって、手洗いうがいをして、
空気の湿度を保とう」ってことなんですよ。さらに事前にワクチンを
接種しておけば、大体は大丈夫だというわけです。まぁ、これだけ
やって効果無いと泣きたくなってきますけどもねぇ。

　それじゃ、この日記を書いている「水瀬つかさ」本人はどうして
いるんだろうかってな話になると、一応一通りやってるんですよ。
あ、ワクチンの接種だけやってないけど、それ以外は大体。
そのせいか、今年は風邪ひいてないんですよねぇ。いつもの年なら
1〜2回はダウンしているはずなんですが。中学や高校の時なんて
1月に1回はダウンしていたような気がするし、就職してからも
冬には結構風邪ひいていて「水瀬くんは健康そうに見えて、
案外体弱いんだねぇ」なんてこと言われたものですが。
　それだけに、今年ひいていないのが不思議な感じで。

　しかし、こんな風に油断してると一気にツケが回ってくるんだから
用心していないとねぇ。気を引き締めねば。
　……あ、体も財布も引き締めないとそろそろマズい。

　魂胆がどこにあるのか知らないけど、
「自衛隊」の名称に変えて「自衛軍」と
すること自体にはどんな意味があるのかな。
もし、やること（防衛・災害救助）が
そんなに変わらないんだと言うのなら
別に「軍」って表記にしなくいてもいいような。

　別に左系の人のように「自衛隊は憲法違反です！」なんて叫ぶ
気は全然無いし、むしろ現状なら無くなった方が余計に大変に
なってしまうような気がするんだわ。
「アメリカの言いなり」ってのは、現状ではある程度仕方ない
ところがないわけじゃない。「本当の同盟国なら、苦言を呈す
べきだ」なんて論調はあるけども、そんな義理人情が通じるような
ところが国際政治の場だなんて誰も信じちゃいないし。
嫌なこと言われたら離れていくだけだよね。そんなもんらしい。

　んで。
　当の自衛隊の方々は本当に自分達を「自衛軍」として名乗りたい
という希望があるんだろーか。どうもそんな感じは無いような
気がするんだけども。そんな名前よりも、装備を充実して欲しいとか
予算を厚く配分して欲しいとかそんな実利的な方が先のような
気がするんだけども。名前なんて、いつでも変えられるんだし。
「軍アレルギー」の方達から、拒否反応を受けないようなことが
きっと出来るようになってからでも遅くはないよね。

　小泉総理は「自衛軍という名称共々、内容を議論して行きたい」
なんてことを述べていらっしゃいますが……はてさて。
　名前に拘る必要は無いような気がするんだけどなぁ。

　いくら長期のシリーズでも、
いつの日か終わりの日が来ると
いうのは決まっていることで。
水戸黄門だっていつの日か
終わりが来ることもあるのでしょう。
それがいつかは知らないけど。

　そんなドラマの中の長期シリーズ「はぐれ刑事」が今回の18作目で
終了するということが発表になりました。
　その理由というのが、「設定に限界が出てきたから」というものでして。
「設定の限界」とはなんぞやってことになるんですが、記事によると
このようなことらしいです。

「はぐれ刑事は刑事ドラマに加え、刑事の私生活にも重点を置いてきた。
だが、放送開始時に藤田の19歳の娘役だった女優、松岡由美が36歳に、
14歳の娘役だった小川範子も31歳になり、リアルな家族の触れ合いを
描くことが難しくなった。藤田も家族構成に限界を感じていたといい、
同局を通じ「お茶の間で家族が揃って見るドラマ、その中で描かれる
家族にウソがあってはいけない」

　と、いうことなんだそうです。
　しかし、「設定に限界」なんて理由で終了になったドラマなんて
あっただろうか。前に何かのドラマでいかりや長介が父親役で、
息子役が木村拓哉ってのがあって、それはあまりに無理のある配役
じゃないかなぁーなんて思っていたら、その昔には梅宮辰夫と
和田アキ子の夫婦ってのがあるし。

　自分で小説書く時は、「設定の限界っ……」が無いようにしよう。

　「バブルがはじけたのは、田舎のババアが金を貯めこんで使わないからだ。奴らはタンス貯金をいっぱい持っている。俺らが詐欺でそれらを取って使えば、世の中の景気がよくなる」。

　もはや口に出すのもどうでもいいんですけども、「おれおれ詐欺」
改め「振り込め詐欺」のお話でございます。
　ただ単純に遊び感覚で詐欺を繰り返す連中と違って、彼らには
「大義」がありました。それが冒頭のあの言葉。俺達は単なる
振り込め詐欺集団ではない。「日本の景気を良くするために」俺達は
振り込め詐欺をやっているわけだ、と。

　この「俺達の景気回復作戦」は、だまし取ったお金をとにかく
豪遊して使いまくること。そりゃ預金とか投資とかなんてするわけ
ないから、とにかく使いまくる。ジャージで高級レストランに
行ったら門前払いを食らったので、背広を新調してフルコースを
食べたり、宝石を買ったりなんだりと、大金を持つとまぁ普通
考えるようなことをしてるわけです。
　これでだまし取ったお金を全てどこかに寄付していたら果たして
どういう報道になったのかなぁなんて思うのですが。

　しかし、この一件を見てると「目的は手段を正当化する」って
いうのは間違いだなと思うわけでして。まぁ、悪銭身に付かず。
オチがお金の取り分を巡って喧嘩して「もうリーダーにはついて
いけない」って自首したってのがなんともはや。納得した取り分
だったら、いつまでもやっていたんだろうか。

　ただ、こういう事件見てると被害総額が数百万から一千万単位の
ものばかり。「お年寄りは実は意外とお金あるんだな……」と、
別な事実に気付いてしまうのですが。だからといって、犯罪が
正当化されるわけではないんですがね。

「あの人は〜型だから」なんてのは、
日常の中でよく言われること。
星座なり血液型なり、本当の意味での
「科学的根拠」が乏しいってことなんて
みんなイヤって言うほど知ってること。

　それでも、ここ何ヶ月かの「血液型特集」によって、子供達の間で
実際にイジメなり冷やかしなりが起こってしまっていて、それに
対して苦情が出ているのだとか。
　お互い、血液型による相性や性格判断なんてシャレやネタの範疇
だというのは分かっているはずなのに、いつのまにやらそれが
シャレやネタでは済まない事態にまで進んでしまっているというのは
どういうことなんだろうか。
　NHKスペシャルとかザ・スクープとかの硬派なドキュメントや
検証番組なんかで特集されるならまだしも……。「科学的根拠」が
無いことだと分かっていても、こうやって回を重ねて耳に入って
くると、いつのまにやら心の奥底に刷り込まれてしまうのかなぁ。

　僕自身はAB型なんだけども「変わり者」とか「二重人格」なんて
紹介されるのを逆に「ネタに出来るなぁ」なんて思ってしまう、
別な意味で「性格判断通り」なことやっていたりするんだけども、
世の中にはそんなのはAB型の中でも当然少数派なわけで、大多数の
方達は迷惑極まりないと思っているのでしょう。日本人の約1割を
占めるAB型の方達は。

　でも、こういう「血液型による性格判断」が流行る背景ってのは
何かあるのかな。
　普通、他人の性格を押さえる時は、普段の言葉遣いとか態度とか
行動とかによって判断してた。そういった所から、帰納法っぽく
「あの人はA型だ」とか「B型っぽいよね」とか言ってたんだけど、
今ではそれが逆になってる。



「几帳面、まじめ」だから→「A型」だろう　（←こうだったのが）

「A型」だから→「几帳面、まじめ」だろう　（←こうなった？）


　考え方が演繹的になってるんだよね。なんでだろうかね。
　たぶん……っていうか、推論というか邪推でしかないんだろうけど
「手っ取り早くその人の性格（キャラ）を知りたい」っていう
気持ちがあるんじゃないだろうかと。いろいろ話をしたり、一緒に
いてみたりして性格を見ていくのが面倒で、そんな手間かける暇を
省いて、すぐにレッテルを貼ってしまうための材料じゃないかなと
思ったりするわけですよ。
　「相手が何者か分からない」ってのは、自分に大きな緊張を強いる
わけで、そういった不安定な状態を回避するための手がかりとして
血液型性格判断を使っているんじゃないかなーと思うわけです。
第一の目的としては、「自分が落ち着きたい」からなんじゃない？

　まぁ、そんな風に考える血液型性格判断。
　それによると、AB型は「二重人格の変わり者」というそうです。
　性格判断といえば星座占いも忘れちゃいけない。
　それによると、双子座は「二面性のある性格」ということ。

　そうなると「二重人格」×「二面性」で「四重人格」かい。
　あっはっはっは。
なるほど……当たってるじゃん。

　それほど心に強い衝撃がなく
なってきている自分に驚いて
いたりします。ひどいもんだ。
だんだん、自分が人間じゃなく
なってしまうような。

「学校では大人しい子供」「いい子だったのに……」とか話が出て
います。事実関係がまだ分からないことが多くありますが、
なんとなく「劣等感なのかな……」って気がしています。
　親には「学校卒業したのに、大学にも職にも就かないでどうする」
と言われていたそうで、そういったことが重荷になり続けていた
のかもしれません。

　親と価値観のベクトルが全く同じだったから、余計に苦しんで
しまったのかも。それだけに劣等感を感じ続けて、いつしか破裂して
しまったんだろうけど。でも、親を殺すのは……。ひどいもんだ。
こういう劣等感って人にはなかなか話せないんだよね……。

「裁判の費用は全部負けた方が払います」。
　まぁ、要約すればそんな内容の法律
でした。国の機関とか言いながらも、
裁判には結構いろいろな費用がかかって
きます。文書料だとか、弁護士費用とか
いろいろ。司法は金がかかるのです。

「裁判でかかった費用は、勝てば全部相手持ち」。
　利点として言われていたのは、裁判にかかる経済的な負担を
少なくすることで、訴訟への敷居を低くしようというものでした。
「お金がかかるから訴えることが出来ない……」と泣き寝入り
していた人達にも救済の手を差しのべようってなものだったん
ですけども。

　ただこれだと、裁判でかかる金額が数十万程度ならまだなんとか
なりそうですけど、国や大企業相手の金額が数百万・数千万になる
ような訴訟になった時、逆にその費用が自分達にふりかかってくる
のを恐れて萎縮してしまうんじゃなかろうかという批判が出てきて
いました。

　提出する内閣の方も、「両方協議の上で敗訴者負担」って条文を
入れてみたんだけども、どうも上手く行かなくて結局廃案に。
うーん、確かに使われても難しいような気がする……。
　実際にはこういう争いって、9割方は裁判まで行かずに示談なり
和解なりで決着ついちゃうもんね。

　だから本当にこういう事件を
見ると悲しくなる。以前の自分も
願望あったから、分かるけども
本当にやっちゃいけないんだよ。
生きていく事ってのは確かに
辛い事だけど、それでも何がしか
「生きていて良かったなぁ」って
思えることがあるんだから。

　でも、前にも書いたけど「生きてていいんだよ」って言葉は
落ち込んでる時は全然心に響いてこないのが現実なんだよね。
「話してる内容はそうかもしれないけど、それが自分には
絶対当てはまらない」って気分になる。病気が100％治る
特効薬を与えられて、今までの全員が治ったという話を
聞いても、「自分が『治らない』最初の一人になる」って
確信して疑わなくなってしまう。「思い込み」から離れられ
なくなってしまう。

　自殺を考えている時もそんな感じ。どんどん自分の視野
（実際の目だけじゃなく考え方も）が狭くなっていって、
「死ぬしかないんだ」って気持ちに落ち込んでいってしまう。
　ネットとかで考え方が同じ方向の人を見つけると、「同志」
を見つけたと、考え方がますます加速していくし。
　日時とか場所とか決めちゃうと「後戻りできない」って
気持ちが固まってきてしまう。

　でも、いつでも戻ってきていいんだよ。
　僕自身落ち込んだ時期は何度もあるけども、そのたびに
周りの人に支えられたり、自分で立ち上がってきたりしてた。
案外、なんとかなるんだよ。本当に。

　心には響かないかもしれないけど、何回だって言ってやる。
死ぬよりは、生きていた方がいいよ。
　死ぬのなんていつでも出来るけど、それが今でなきゃいけ
ない理由なんてどこにも無いじゃない。なんで、今、死な
なきゃいけないのさ？
　疲れたなら、少し休みなよ。また歩き出したくなった時に
立ち上がってゆっくりでも歩き出せばいいじゃん。ねぇ。
　だからさ、「今日」死ぬのは止めようよ。

　なんでも、日本一になった
西武ライオンズに身売りの話が
出ているそうです。そして、
その売却先にライブドアの名前が
上がっているのだとか。
　こないだ仙台新球団参入競争が
あったばかりなんですけどねぇ。

　結構長い間西武ファンやってるもので、こういうニュースが
出るとなんだか複雑な気分になります。たぶん、近鉄やオリックスも
似たような感じだったのでしょうが。でも、何も日本一になった
その年に話が出なくてもなぁ……。経営と球団の成績とは別問題
なのかもしれないんですけどね。

　北大が小中学生に対してとった
アンケートなんですが、小中学生の
1割強が抑うつの傾向があって、
自殺願望（「生きていても仕方ない
と思う」）を持つ子供も2割いる
という調査結果が出たそうです。

　こういうアンケート調査項目が出ること自体、何かその世の中を
反映しているような気がしてなんとなく気分が重くなるのですが。
そういう前提はまず置いておくとして。
　2割ぐらいの子供達に自殺願望……なんて話が出ていますけども
本当の意味での自殺念慮という意味ではほとんど無いんだろうか
なぁなんて思っているんですが。ただ気分が落ち込んでとか、
単なるウケ狙いで書いた子供がほとんどだろうと思います。
……というか、そうじゃないと子供達、余りに暗すぎないかい？

　妙に子供が賢くなり過ぎたのか、どうなのかは分かりませんが
ニヒルになり過ぎたのかなぁ。世の中の「凄いもの、珍しいもの」
は見尽くしてしまって、心の中に新鮮なイメージをぶつけることが
出来なくなってしまったのかもしれないし。ニヒルになってみても
現実の自分を救ってはくれないのにね。

　しかし、「生きてることが苦痛」とか「生きていても仕方ない」
なんて、小中学生が思う原因って何だろうかな？　具体的にこれと
説明できないから、そういう漠然とした感情が出てくるんだろう
けどもね。
　ただね、「生きていても仕方ない」＝「死にたい」ではないん
だよな。前提としてそう思っていても、それが即そっちに繋がる
わけではないし。かなり後者は感情として強いものだし、そうでも
ないと実行には移さないし。それでも、流されやすい傾向はある
から、何らかの形で決行の方面を指示されると、一気に向かって
いってしまう危険はあるんだけど。（練炭なんかはそうだし）

　なんだろうかな、「楽しい」って思えることが少ないのかな。
「原っぱ史観」じゃないけど、毎日野山を駆け回って……なんて
ところまで行かなくても、それなりに町中を自転車で駆け回ったり
友達と適当なバカ話してるだけの毎日でも楽しかったしなぁ。
地元の科学館とかにも行ったけど、楽しくてしょうがないくらい。
間違っても「死にたい」なんて当時は全然思わなかったな。
　全く同じ体験をするような子供はいないだろうけど、それなりに
似たような体験をしてきてるはずなのに、違いは何なのかな。

　一昔前「バタフライナイフ」による殺人とかが話題になった時に
「何故、こんなことが起きるんだろう？」なんてことが議論に
なっていたけども、その一因には「楽しみ」の無さがあるのかなと
思ったりしています。日常、全然「楽しい」って思えることがなく
ずっとイライラしている所に「ナイフで人を傷つける、殺す」と
いう楽しみを見つけたとしたら、それに没頭するのは目に見えて
いるし、「せっかく見つけた唯一の」快楽を取りあげるという
のは物凄く困難なことだろうと思うんですよ。
　少年犯罪とかで動機として出てくる「ムシャクシャして」なんて
ことがあるけども、本人にとってはそれしか「快楽」がないんだから
対処は大変だろうな、と。それにしてもつまらない人生送って
いるんだなとも同情もしてしまうのですが。

　アンケートにのってきた子供達にも似たような傾向があるんでは
ないかなと思います。生きていて楽しいって思えるようなことが
あれば、自殺したいって気は起きてこないし。「楽しい」って
思えることを見つけてあげられるようなサポートがあればいいんだ
けどもと考えています。

　時々、この人は本当に何かに
祟られているんじゃなかろうかと
思う時がある。高速で追突されて
入院したり、「Infection」が
同時多発テロの影響で発表時期が
ズレこんだり、事務所とのゴタゴタや
移籍問題、そして今回の年内休止
というように。

　今回の話は、今までのようにケガによるものとか、移籍に絡む
問題だとかそんなのではなくて、ただ単純に「休止します」と
いうもの。どうやら病院……というか、何らかの病気とかが
関係しているようなのですが、詳細は不明。うーん。
　来年、出てきた時にはきっちり見ようとは思っていますけども
世間的に忘れ去られていなければいいのですが。ま、大丈夫か。

　今年は猛暑だし、台風上陸するし、
大型地震だって一つや二つじゃない。
毎年、こういう災害は多く発生して
いるわけなんですけども、今年は
また特別に多いような気がします。
台風の上陸数なんて、史上最多だし。

　今年はこれだけ天災が発生したから、もう打ち止めみたいな話に
当然ならないわけで、11月・12月と残り二ヶ月あるんですが、
何があるかちょっと不安です。夏がやたら暑かったから、それだけ
冬の寒さも厳しいんだろうなぁと思ってもいます。さて、どうなる。

　天災の話とはちょっと外れてしまいますけども、野菜類が本当に
高くなりましたね。夏の頃は「今年は天候に恵まれ、豊作です」
なんて話していたのが嘘のよう。レタス一玉450円なんて、
なんだそりゃってな世界だし。大学の時とかは、値崩れして本当に
どうしようもないようなことばっかり言っていたんだけど。

　残り二ヶ月が平穏無事であって欲しいです、本当に。
　災害に遭われた方にお見舞い申し上げます。

　……やはり、起きたかという感じです。
　埼玉で7人が亡くなり、他の所でも
2人が亡くなり。昼のニュースで聞いた
時には本当に悲しくなってしまいました。
「なんで死んでしまったんだろう」って。

「死にたくなる気持ち」みたいなものはある程度理解できる所が
あるんですよ。ただ、いくら言い訳じみたことを並べ立ててみて、
「死にたい俺（私）に何か言って自殺を止めさせようなんて無駄」
とか言っていたりしますけども、やっぱり本当は死にたくないん
ですよ。自分でも分かってるけど、意地になってるというか……
言葉が自分の中に「届かない」んですよ。

　自分が本当に落ち込んでいて、「死にたい……」って本気で
思い始めている時は、何を言われても自分の心に響いてこなくて
全部上っ面だけで跳ね返されているようなそんな感じなんです。
　その割には自分にとってマイナスの言葉とかイメージとかは
どんどん心の中に入り込んでいって、暗い色に染め上げていく。
ちょうどそんな選り分けをするフィルターみたいなものが
出来上がってしまっているイメージなんです。

　誰かが本当に自殺しそうなのを止めたいとするなら、それこそ
直接面と向かって抑えつけるくらいでないといけないかも。
僕も言われたのは「中途半端な関わり合い方をするな」ってこと
でした。それぐらいの意気込みでやらないと、止められない
ばかりか自分まで引き込まれるぞ、と。

　職場の人と話した時、「7人もいたら、一人くらい『止めよう』
って言い出す人いそうなもんだけど？」って聞かれたんですが、
おそらく実際には「7人もいたから、止められなかった」って
いうのが本当じゃないだろうかなと思うわけです。
　練炭自殺に限らず、他の自殺なんかもそうらしいのですが、
どこかで「落ちていく自分」を止めて欲しいという心理がある
ということなんです。今回の事件の人達も、おそらくはどこかに
そういった気持ちを持っていたんですが、自分から「助けて」と
言い出すことはないまま、引っ込みがつかなくなって既遂に
なってしまった……というのが現実のような気がします。

　車の中には遺書も残っていたそうです。
「ごめんね。お母さんは死んじゃうけど、あなたたちを生んで
うれしかった」という文面なのですが。
　……正直、悲しいのと怒りがある複雑な気持ちです。
　子供はどうしているんだろう。人間、自殺する時は繋がりの
糸が全て切れてしまった時だなんて話がありますが、この方に
とっては子供は自殺を止めるストッパーにはなりえなかったん
でしょうね。子供を置いて自殺する程の事情があったのかも
しれませんが……どうも複雑な気分です。

　とにかく、亡くなった方々は帰ってきません。
　若くして亡くなられた方々に黙祷を。