ブログの書籍化ということがいろんな所で
されておりまして。パソコンの画面で見るのも
当然面白いんですが、やはり活字になって
じっくり読むことが出来るのは、私がなんだかんだ
言いながらもやっぱりアナログ人間だから……
なんでしょうかねぇ。
 私個人の勝手な思いこみなんでしょうけども、
目に触れるまでの工程はともかくとして、
やはり文字の情報は活字になっていた方がきちんと
頭に入るんじゃなかろうかと思うのですが。
結構パソコン触って長くなりますが、それは
あながち間違いじゃないなぁと実感しています。

 それはさておき。
 本屋で、ふと平積みになっている中で面白そうな本を見かけました。
「電器屋さんの本音」という、ブログを書籍化したものです。
以前に「電器屋巡りが好き」なんてことを書きましたけども、
それは現在も変わっておりません。店員さんにはご迷惑おかけ
しますけども、見て回るの好きなんです。まあ、ちゃんと
買うんですけどね、最終的には。

 そんな電器屋さんで日々起こる様々な話を、面白く、時に切なく
書き上げています。「事実は小説より奇なり」なんて言葉がありますが
いろんなことがあり、いろんなお客様がいるんですねぇ……。
うちもある意味「客商売」なので、対応しなきゃいけないんですが、
なかなか世間一般で言われるレベルの対応を私が出来ているかどうか
不安にあったりします。それでもやらないといけないんですがね。

 印象に残った部分を本文より抜粋。

「返事」

 お店ではお客様から様々な呼ばれ方をします。
客:「おにーさん、おにーさん」
 ドスのきいた声が後ろからかかりました。

私:「はいっ!」
 思わず大きな返事をして振り向きました。

 仁侠映画が流れているプラズマテレビが呼んでいました。
 
 なんか照れくさくて、周りを見回した後一人で笑ってしまいました。
いや、ホントに最近のテレビは性能がいいですね……。


 こんなちょっとした笑いを誘う話から、涙を誘う人情話まで。
本の副題には「今日も量販店はドラマに満ちている」とありますが
まさにそのとおりです。うちの職場も負けてないかもしれませんが。

 本編も面白いですが、「電器屋さんの裏話」というちょっと実用的な
お話も載っています。自分が電器屋さんに行った時の参考にぜひどうぞ。
 久々に、いい本買ったなぁと思っています。

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