実際には裁判を起こしていないのに勝訴したと依頼人に虚偽説明したうえ、偽造した判決文を渡したとして、東京弁護士会は6日、同会所属の石川勝利弁護士(40)を業務停止2年の懲戒処分にしたと発表した。石川弁護士は、被告側が敗訴を受けて払ったとして約200万円を自分で用意し、依頼人に渡していた。
 同会によると、石川弁護士は03年5月、東京都内の女性から、勤務先に未払い給与約235万円の支払いを求める裁判を起こすよう依頼され、着手金として約10万円を受領したが、提訴しなかった。女性には「第1回期日が指定された」「12月18日に判決」などと次々と虚偽説明を重ね、最後は未払い給与全額の支払いが認められたと報告。弁護士費用などを差し引いたことにして約200万円を女性に渡した。
 女性から判決文を求められると、東京地裁民事部に実在する裁判官名で偽造した判決文をいったん渡した後、回収。女性が改めて同地裁に交付を求め、不正が発覚した。
 石川弁護士は事実を認め「業務を怠って、提訴したとうそをつき、さらにうそを重ねてしまった」と話しているという。


 この気持ち、なんだか分からないでもないんですよ。
 何よりも「いつかは破綻が来る」というのは分かっていながら、
本当のことを言うのが怖くて、自腹を切ったほうがまだマシだみたいな
心理状態になっていって。おそらくは、処分でてほっとしてるのは
本人なんじゃないかなぁとも思うのですが。
 どんどん事態が進んでるように見せかけながら、やっていくのは
本当に辛かったんだと思います。

 被害者当人にしてみればなんだそりゃな感じなんですけどね。
気が重くなります。

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