この本をここで取り上げるのは2回目だけどね。
 仕事の関係上、市内の小学校から学芸会の案内が来るんです
けども、その案内状の中に「原作は中島敦〜」という文面を
見つけたので、中を見てみると「今年の6年生の劇は『名人伝』を
上演します」とのこと。

 確かに、同封されていた学芸会のプログラム表紙には弓を
構えた人の絵が描かれていたけども、そういうことだったか。
(でも、着ているのは日本の道着だった)
 内容としては確かに面白いけども、セリフとかはちゃんと
アレンジされてるのかな。あの「中島敦っぽい」漢文調で
朗々と演じられたらそれはそれで度肝抜かれるけど。

 時々思うのは、こんな風に学芸会でやった劇の原作を、
大人になってから読んで「こういう話だったんだ!」って
感じることが出来るのは幸せだろうなぁってことなんですよ。
「負け兎」の原作見つけた時はびっくりしたもんなぁ。
当時は「相手が狼だからなぁ」ってセリフしか言えなかった。

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