少し前のネットの話なのですが。
 小学館主催でドラえもんを題材とした短歌を募集していたんです。
その中で優秀作品としてネットで紹介されていたのがありまして、
これが結構胸を打つんです。「いいなぁ」って思わせるものばかり
なんですよねぇ。

 印象に残ったのをいくつか紹介しましょう。

・自転車で君を家まで送ってた どこでもドアがなくてよかった

・いつまでも下の名前で呼ばれない 出木杉くんって嫌われてるの?

・ジャイアンがもうこの町にいないのは空き地が消えたせいなのだろう

・ドラえもんぬきでのび太の人柄と結婚するって本当ですか? 

 一番好きなのはタイトルにも使った最初の短歌。
 なんだか、ノスタルジックでいい感じですよね。なんとなく、
槇原敬之さんの歌詞に出てきそうなそんな世界観で。こんな風な
情景に結構憧れるんですよ。憧れるだけで実現してないのが、
切ないところなんですが。「自転車」ってのがまたいいですね。
車(自動車)じゃないんだろうね、この世界だと。

 出木杉くんの話、そういや下の名前で呼ばれないね、彼は。
別に嫌われてるわけじゃないんだろうけど、「親友」としては絶対
名前が出てこないだろうなぁなんて思ったりするんですよ。
そういう意味じゃ出木杉くんって不幸なのかも。「過ぎたるは
及ばざるが如し」なんて言うけどさ……。

 あなたもこんな感じで詠んでみてはいかがでしょう?

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