今は昔の就職活動中、こう思った
時期もありました。本当に行くとこ
行くとこ落とされて、内心自暴自棄に
なりかけた時期もあったわけでして。
 前に紹介した「就職がこわい」の
中でも、就職活動したって内定なんて
もらえそうにないってネガティブな
気持ちにさいなまれている学生の姿が
紹介されていましたが、あんな感じです。

 それでも、諦めずになんとなくでも続けていると「捨てる神あれば、
拾う神あり」な感じで、偶然にも拾ってくれた所で働いているわけ
なんですけども、人によっては早々にリタイヤしてしまって、
その後何も出来ないまま卒業を迎えてしまうといった事態になって
しまうわけです。
 僕が就職活動していた時も、状況はかなり厳しくて途中で就職
活動を止めてしまう人はいましたけども、現在ではその傾向がもっと
強まっているみたいです。

 2004年の労働白書の中でも、ニートと呼ばれる「若年無業者」
(求職活動していない非労働力人口のうち、15−34歳で、
学校を卒業した後、進学などせず結婚もしていない人などを指す。)
は前年度より4万人多い52万人にまで増えてきていると報告して
います。信憑性のある重い数字だと思います。
 長引く不況(なんか、戦後有数の回復基調なんて言われてます
けども、たぶん三大都市圏だけだと思う)の影響で採用人数を絞って
いるのもあるんでしょうけど、逆に職を求める人たちの中にも
個人的な心情(主にプライド)の関係で、スムーズに就職できない
人達が増えてきているようです。

「自分に出来る仕事なんて無い」と落ち込む学生に対して、単純
労働の仕事を紹介してみたところ、「馬鹿にしないで下さい!」と
激怒されてしまったというエピソードもありました。
 心の中では「本当の私はもっと凄いんだ」「私にしか出来ない
仕事がきっとあるはずだ」ってな感じで逡巡してしまっている
現実がそこにはあるわけです。……そういう「オンリーワン」な
仕事って、ほとんど無いのが現実(僕も社会に出るまでは、
なかなかそれが理解できなかった)なんですけどもね。

 前に紹介した「就職がこわい」に関連して、ニートについて
書かれた本を今回はご紹介いたしました。(本の内容にはそういや
全然触れていなかった……。まぁ、いいか。)

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