今更かもしれないけど、史上最強州知事マンガのお話。<ターミネーター3>
2004年7月30日 読書
表紙はドルフ・ラングレンさんではありません。
アントニオ・バンデラスさんでもありません。
ましてや、スタローンさんな訳があるはずもなく。
州知事シュワルツェネッガーさんです。
今回はターミネーター3でありまして。
コミック化されていたわけですよ。この作品。
最初は、「なんだぁー、ただの便乗商品じゃん」なんてな
気持ちで読んでいたりしたんですが、案外ちゃんとアメリカの
ターミネーター3制作サイドと詰めているんですね。
そのあたり軽く見ていました。いやはや、そんなんではいけない
ですね。
ちなみに、ターミネーター3のあらすじとはこんな感じです。
公開から1年経っているので、大体の方は今回のT3の
あらすじや結末はご存じだと思うのでその辺ははしょります。
んで、このターミネーターに限らず「機械が人間に対して
反乱を起こす」というモチーフ自体は嫌いじゃありません。
コンピューター・パニックものの小説や映画もよく見ます。
物語自体もそれなりに楽しいんですが、それを見ていると
少し考えることがあるわけです。
それは前にも同じようなことを書いたんですが、「仮に
機械が全世界を支配したとして、その後一体どういった世界を
作ろうと考えているのだろう?」ということなんですよ。
映画に限らず、シューティングゲームの世界でもそう。
「破壊と殺戮を好む○○帝国軍とか○○魔王は、ある日突然
平和な世界に対して侵攻を開始〜」なんてなオープニングで
始まるものなんですけども。
別に侵攻すること自体にどんな考えがあるのか知ったこっちゃ
ないわけなんですけども、「じゃぁ、世界を支配した後に
あんたらはどんな世界を作るつもりなんだ」と。
ターミネーターの世界なんかは、基本的に登場するのは全部
兵器ばかりです。戦闘機だったり、対人戦車だったり、
コンピューターウィルスだったり。「人類を抹殺するために」
製造され続けるのだから、その対象の人類がみんな死んで
しまったら、一体どうしてしまうんだろう、とかよからぬことを
考えてしまったり。
昨日まで火炎放射器で人間を思うまま焼き尽くしてきた
ロボットが、今日からはガスコンロや炭焼き機になるとは考え
にくいし。どんなもんなんでしょうねぇ。
それと、「機械が人類に対して敵意を抱く瞬間」というのって
どんな所からなんだろうか、と。「猿の惑星」では、人類に
酷使される日々に対する拒否からって話だったけど。機械が人類に
対して反抗を始めるのって……うーん。
相手がそういうビジョンなんて無くて、ただ単純に破壊と殺戮
しか考えていないから、「こんな奴らを生かしておけない!」と
いうことで、思う存分ねじ伏せることが出来るのかもしれない。
太平洋戦争の時や、冷戦や湾岸戦争やイラク戦争なんかでも、
「相手は残忍な破壊者だ」と主張することでなんだか良く分か
らないすごい兵器で戦えたわけだし。もし、相手に「それなりに
根拠があって、理のある政治体制とか考え方」があるとしたら、
あそこまで相手を憎めないんじゃないかな、と。自分が容赦なく
暴力を振るうためには、相手は「徹底した悪者でないといけない」
わけなんだし。
「自分が良い子ぶるためには、悪者が必要」なんだから。
いや、そんなことはこの本を読む時には一切いらないんですよ。
ただ純粋に読んで、楽しめばいいんです。
ただね、ただ、少しだけ気になっただけで。どうしてるかな、と。
さっぱり、内容の話していないや。
アントニオ・バンデラスさんでもありません。
ましてや、スタローンさんな訳があるはずもなく。
州知事シュワルツェネッガーさんです。
今回はターミネーター3でありまして。
コミック化されていたわけですよ。この作品。
最初は、「なんだぁー、ただの便乗商品じゃん」なんてな
気持ちで読んでいたりしたんですが、案外ちゃんとアメリカの
ターミネーター3制作サイドと詰めているんですね。
そのあたり軽く見ていました。いやはや、そんなんではいけない
ですね。
ちなみに、ターミネーター3のあらすじとはこんな感じです。
人類に作られながら、人類を抹殺することを決定したスーパー・
コンピューター「スカイネット」は、軍部のコンピュータネットを
次々と掌握、核兵器と新たに開発された無人兵器を使用し、
行動を起こした。
「審判の日(ジャッジメント・デイ)」
人々はその日を後にそう呼ぶことになる。
30億以上の人命が失われ、世界中から文明の灯が消えようと
した時、一人の男が立ち上がった。
その男のもとに人類は参集し、「スカイネット」に対し激しい
抵抗を始める。
そして戦闘は膠着状態に入り、業を煮やした「スカイネット」は
究極の対人兵器「ターミネーター」をその男を暗殺すべく過去の
時間軸に送り出した。
男が生まれる前に一度、そして男が力を持つ前にもう一度。
しかし、二度の試みは共に失敗に終わった。
男の名は「ジョン・コナー」。
「スカイネット」にとって、この男は他の人間の男共と
大して違わない存在であるはずだった。
だが、幾多の試みは失敗し、数々の煮え湯を飲まされる。
そして、西暦2003年の過去に対し、「スカイネット」は
再び行動を起こした――
「本文まえがき」より引用。
公開から1年経っているので、大体の方は今回のT3の
あらすじや結末はご存じだと思うのでその辺ははしょります。
んで、このターミネーターに限らず「機械が人間に対して
反乱を起こす」というモチーフ自体は嫌いじゃありません。
コンピューター・パニックものの小説や映画もよく見ます。
物語自体もそれなりに楽しいんですが、それを見ていると
少し考えることがあるわけです。
それは前にも同じようなことを書いたんですが、「仮に
機械が全世界を支配したとして、その後一体どういった世界を
作ろうと考えているのだろう?」ということなんですよ。
映画に限らず、シューティングゲームの世界でもそう。
「破壊と殺戮を好む○○帝国軍とか○○魔王は、ある日突然
平和な世界に対して侵攻を開始〜」なんてなオープニングで
始まるものなんですけども。
別に侵攻すること自体にどんな考えがあるのか知ったこっちゃ
ないわけなんですけども、「じゃぁ、世界を支配した後に
あんたらはどんな世界を作るつもりなんだ」と。
ターミネーターの世界なんかは、基本的に登場するのは全部
兵器ばかりです。戦闘機だったり、対人戦車だったり、
コンピューターウィルスだったり。「人類を抹殺するために」
製造され続けるのだから、その対象の人類がみんな死んで
しまったら、一体どうしてしまうんだろう、とかよからぬことを
考えてしまったり。
昨日まで火炎放射器で人間を思うまま焼き尽くしてきた
ロボットが、今日からはガスコンロや炭焼き機になるとは考え
にくいし。どんなもんなんでしょうねぇ。
それと、「機械が人類に対して敵意を抱く瞬間」というのって
どんな所からなんだろうか、と。「猿の惑星」では、人類に
酷使される日々に対する拒否からって話だったけど。機械が人類に
対して反抗を始めるのって……うーん。
相手がそういうビジョンなんて無くて、ただ単純に破壊と殺戮
しか考えていないから、「こんな奴らを生かしておけない!」と
いうことで、思う存分ねじ伏せることが出来るのかもしれない。
太平洋戦争の時や、冷戦や湾岸戦争やイラク戦争なんかでも、
「相手は残忍な破壊者だ」と主張することでなんだか良く分か
らないすごい兵器で戦えたわけだし。もし、相手に「それなりに
根拠があって、理のある政治体制とか考え方」があるとしたら、
あそこまで相手を憎めないんじゃないかな、と。自分が容赦なく
暴力を振るうためには、相手は「徹底した悪者でないといけない」
わけなんだし。
「自分が良い子ぶるためには、悪者が必要」なんだから。
いや、そんなことはこの本を読む時には一切いらないんですよ。
ただ純粋に読んで、楽しめばいいんです。
ただね、ただ、少しだけ気になっただけで。どうしてるかな、と。
さっぱり、内容の話していないや。
コメント