初出は鬼束ちひろ「月光」より。
 最近また自殺関連のニュースが多く聞かれるように
なってきました。皆さんいろいろな悩みがあって、そういう道を
選んでしまうんでしょうけども。自分も自殺願望めいた
感情を持っていた頃(時々膨れ上がりますが)、毎日のように
「死にたいよ……」なんて言葉を吐いていました。この日記でも
何回でも言っていました。

 辛いのは自分だけじゃない、もちろん他の人だって
みんな大変なんだよとは言われながらも、自分がどれこそ
「死にたい病」にかかっている時というのはそんな言葉は
何も手助けにならなくて、「他人は辛いのは分かってる。
でも、今の自分が辛いのに耐えられない……」という感じの
端から見ると自分勝手ではありながら、当人にとっては
とても深刻な心境になってしまって。大学の時の友達にも
そういう人がいましたけど、そういう風な人達は最近また
増えてきているんでしょうか。

 心がどん底に落ちてしまっている時、そこから戻ってくる
きっかけになったのが鬼束ちひろの「月光」でした。
そのメロディーは元より、歌詞の中にあるこの言葉が
心に響いたので。
「終わりになど手を伸ばさないで」という言葉。
 この言葉で「死にたい」と思っていた気持ちがほんの少し
おさまり、そこから立ち直るキッカケを得ました。
 自殺を思いとどまるキッカケというのは親だったり恋人だったり
兄弟だったり友達だったりといろいろあるんですけども、
こんな風に歌詞の一節でもそういう力はあるんだなぁと
思ったりもしています。

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