学校祭あれこれ

2003年7月5日
 最近は土日しか更新してないので申し訳ない。もうちょっと
コンスタントに書いていきたいんですけども、どうにもこうにも
時間が無くて……やっぱ7月の異動とかあったからかなぁ。
とにかく、頑張っていきたいと思います。何事も。

 さて、本題。
 うちの目の前には高校があるのですが、今日は学校祭でした。
今日は学内だけの公開だったようなので、実際には日曜日が
一般公開日だということなのでしょう。朝からずっと高校生が
走り回って準備に大忙し。天気も割と良かったし、いい初日を
迎えたんじゃないかなぁと思ってます。

 普段はのんべんだらりと過ごしている僕でも、割とこういうイベントは
好きなもので、中学・高校の時は結構いろいろとやらせてもらっていました。
ただ、もっと熱心な人は相当数いましたから、学校全体の雰囲気として
中途半端なことは出来ないってものがあったのでしょう。
3年生の時、仮装や演劇の衣装を作るのに、近くの町内会にあった
会館を借り切って準備に当たっていました。当然僕も、そこで
学祭の準備に当たっていたわけなんですが、なんだかそこにいる人達は
同じクラスの人達のはずなのに表情がいつもと全然違うのに
驚いてしまったり。やっぱりその辺は気迫なんでしょうね、
「学祭なんてつまらねぇよ」とか「面倒くさい」って考えて、
放り投げるのは実に簡単なんですけども、そういったものを
全て吹き飛ばすような空気がそこにありました。まぁ、そこで準備をして
さらに家に帰ってからも徹夜で準備を続けて、朝になって
学校に出てくると一時間目から睡眠に入るというのが、
よく見られたものです。なんか、社会人になってもこういう人って
よくいるもので、ちょっとしたノスタルジーっぽいものを感じたりします。

 今現在どうなっているのか分かりませんが、僕らの高校の学祭には、
仮装やステージ発表(演劇)などを、審査委員(各クラスから1人選出)と
先生が点数を付けて上位のクラスは表彰されるということをやっていまして、
僕はその審査委員の副委員長をしていました。

 学祭最終日、ファイヤーストーム(キャンプファイヤーの
大きなものを想像して下さい)の時に順位が発表されるのですが、
その瞬間はそれこそそれまでの血の滲むような準備と熱意が報われる
(そういう表現が適当かどうかは疑問ですが)ものなので、みんな必死です。
 発表前、委員長や僕らはクラスの人達よりも先に結果を
知っていますから、友達に「うちのクラスどうなの? 
こっそり教えてよ」って言われても、複雑な表情しか返せませんでした。
 発表はちょっと趣向を凝らして、入賞したクラスの照明を
使ってみたんです。生徒全員はグラウンドで集まっている中、
僕ら審査委員が校舎内に残って、発表の瞬間に入賞したクラスの照明を
パッと点灯させるということをやってみたんです。

 そして発表の瞬間、自分のクラスが3位入賞したということで
照明を点灯させたのですが、あの時グラウンドから聞こえてきた
悲鳴にも近い声は今でも忘れることができません。うちのクラスの人達は、
「こんなに上手く行ったんだもの、絶対優勝だよね!」って
雰囲気でいっぱいでしたから。いや、確かに演劇や仮装自体は
非常に上手くいきました。完成度も高かったと思います。
ただ、発表の順番などいろいろな要素があって、3位入賞という
結果に落ち着いたわけなのですが。

 発表が終わった後、僕ら審査委員は委員会室に入ったまま、
みんなが帰るまで表には出られませんでした。別に帰ろうと思えば
すぐにでも帰れたのですが、うちのクラスの人達のことを考えると
部屋を出る勇気がなかったのでした。ちょっとだけ痛い思い出なのですが。

 そんなことを、目の前で行われている高校の学祭を見ながら
考えています。変にすねたりなんだりしないで、楽しく
取り組んでくれるといいなぁと思っています。おそらく、
いい思い出になって残ると思いますので。

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