あいさつ文

　こうやって日頃いろんな文章を書いている僕ではありますが、
決定的に苦手とする文章があります。何かというと、
行事とかでのあいさつ文。一応、過去のを参考にしたりして
いろいろ書いてみるんですが、参考にしたものの影響が
色濃く出てしまって、ただの丸写しみたいにしか感じられなくなる。

　上司だって、そんな丸写しみたいなあいさつ文なんて
認める訳ないから何度も何度も書き直し。ああでもない、こうでもない。
いっそのことここに書いてるような口調であいさつ文
書いてやろうかなんて気分にもなったりするけど、まさか
ここの文章丸まんま課長や部長が発言したらとんでもないことに
なりかねないし。「こないだゲーセンに行ったら、やたらと
筐体を蹴ってる人を見かけましてですね……」なんて言っても、
会場にいる人達は「？？？」としか思わないだろうし。
万が一この日記を見かけた人だけが「ニヤリ」とするという
そんな微妙な賭けにうちの上司が出るわけはないし。
（第一、そんな賭けに何の見返りがあるんだか）

　こうやって砕けた文章ばっかり書いてると、本当に
真面目な文章って書けないです。報告書とかあいさつ文とか。
ユーモアならまだしも、小ネタなんか混ぜた日には僕は
上司に大目玉であります。（今だって怒られっぱなしだけど）
とりあえず、書かなきゃいけないものが2つほどあるんですが、
さっぱり内容思い浮かびません。どうしたもんだか。

こういうのを考える仕事になると、僕はつくづく「先生」って
仕事は向かなかったんだなぁと思います。まかり間違って
校長先生とかになった時に、「校長先生のお話です。
皆さん、静かに聞きましょう」とか言われても、静かになって
しまうのは僕だもんなぁ。話すネタ無いもの。いや、困った。

　校長先生とかが挨拶（スピーチ）する時、よくあんなに
話が出来るなぁとか思っていたもんだけど。もしかして、
新任の校長先生には校長会かどこかから「話のネタ本」が
配られるようにでもなっているんだろうか。うーん、謎であります。