「回れ! 蓄音機」(前編)
2003年2月12日 「蓄音機」ってご存じですか?
手回しでハンドルを回して、そのゼンマイの力でレコードから
曲が流れるものです。博物館や資料館などで実物を見たことが
ある人もいくらかいらっしゃるんじゃないだろうかと思います。
実物を直接見なくても、テレビとかで見たことがあるんじゃないかな、と。
で、次回のうちの講座でその蓄音機を使うので、前日準備のために
取りに来て欲しいと、講師の先生に呼ばれて一路車に乗って
行ってみたわけです。
前に電話で「講座で使うものはありますか?」と質問を
入れた時に初めてこの蓄音機のことが出たんですが、
その時僕は何を思ったか「電気は使いますか?」などと
逆に聞き返してしまう始末。電気使うのなら、ただのレコード
プレーヤーだもんなぁ。なんでも、手回しゼンマイで演奏する所に
「蓄音機の醍醐味」があるんだとか。(講師の先生・談)
それで、実際に蓄音機とご対面。
大きさは通勤用のカバン程度。(厚さはもう少しあるけども)
なんでも、市内に現存する「現物の蓄音機」(復刻版でないってこと)は
目の前にあるこの1台しか残っていない、大変貴重なものだとか。
しかも、レコードも戦前・戦中のものの原盤はほとんど
残っておらず、現在でも聞けるのはそのうちのごく一部らしい。
そういう意味では、めったにお目にかかれない貴重な講座を
開くんだなぁと改めて実感する。
最初はただ明日のために持って行くだけで、実際に蓄音機の
操作をやるのは講師の先生だと思って、当日の流れの解説を
していたら、「あー、当日は水瀬くんに蓄音機操作してもらうから」と。
なぬ? この不器用な僕にそんな貴重な蓄音機を使わせるとですか。
そりゃ先生、かなり勇気がいる行為じゃありませんかとか
思いながら、当日になっていきなり「壊れちゃった!」じゃ
余りにシャレにならないので、念入りに教えてもらうことに。
レコードをセットして、動力のゼンマイを専用のハンドルを
使って巻き上げる。これがまた意外と力が必要だし、かなり回数
巻かないと途中で回転が遅くなってしまって、一曲終わらない
なんてことも多いみたい。講師の先生は「ハンドルが止まるまで
回してね」と言うものの、あまりギリギリまで巻いてしまったら、
それが原因で壊れてしまいやしないかと逆に心配。
ある程度巻いたら、レコードを回転させて、針を乗せる。
レコードに針を乗せるなんて、小学校の時の放送委員以来だなぁと
余計なことを考えながら、えい、と演奏開始。
しばらく後に、かすれるような音と一緒にいかにも「昭和」って
感じのメロディーが流れ出す。「映像の世紀」でも、当時の
音楽なんかはほとんど流していなかったから、原盤のレコードから
直接聞くのは本当に貴重な体験したと思う。でも、流れる曲は
全然知らないのばかりだったけども。
(でも、一緒に行った職場の先生にとっては「現役」の曲らしい)
何曲かテストを兼ねて聞いた後、簡単に明日の打ち合わせをして
その場はお開き……と思ったら、講師の先生からうちの市に
ついての講義を聞くことに。これがまた興味がある分野だったので、
思いの外楽しかった。でも、あまり聞いてると怒られそうなので、
一段落ついた所でお開きに。
さて、明日は本番。無事に操作出来るんだろーか。
貴重な財産に傷をつけないよう気を付けてやらないとなぁ。
手回しでハンドルを回して、そのゼンマイの力でレコードから
曲が流れるものです。博物館や資料館などで実物を見たことが
ある人もいくらかいらっしゃるんじゃないだろうかと思います。
実物を直接見なくても、テレビとかで見たことがあるんじゃないかな、と。
で、次回のうちの講座でその蓄音機を使うので、前日準備のために
取りに来て欲しいと、講師の先生に呼ばれて一路車に乗って
行ってみたわけです。
前に電話で「講座で使うものはありますか?」と質問を
入れた時に初めてこの蓄音機のことが出たんですが、
その時僕は何を思ったか「電気は使いますか?」などと
逆に聞き返してしまう始末。電気使うのなら、ただのレコード
プレーヤーだもんなぁ。なんでも、手回しゼンマイで演奏する所に
「蓄音機の醍醐味」があるんだとか。(講師の先生・談)
それで、実際に蓄音機とご対面。
大きさは通勤用のカバン程度。(厚さはもう少しあるけども)
なんでも、市内に現存する「現物の蓄音機」(復刻版でないってこと)は
目の前にあるこの1台しか残っていない、大変貴重なものだとか。
しかも、レコードも戦前・戦中のものの原盤はほとんど
残っておらず、現在でも聞けるのはそのうちのごく一部らしい。
そういう意味では、めったにお目にかかれない貴重な講座を
開くんだなぁと改めて実感する。
最初はただ明日のために持って行くだけで、実際に蓄音機の
操作をやるのは講師の先生だと思って、当日の流れの解説を
していたら、「あー、当日は水瀬くんに蓄音機操作してもらうから」と。
なぬ? この不器用な僕にそんな貴重な蓄音機を使わせるとですか。
そりゃ先生、かなり勇気がいる行為じゃありませんかとか
思いながら、当日になっていきなり「壊れちゃった!」じゃ
余りにシャレにならないので、念入りに教えてもらうことに。
レコードをセットして、動力のゼンマイを専用のハンドルを
使って巻き上げる。これがまた意外と力が必要だし、かなり回数
巻かないと途中で回転が遅くなってしまって、一曲終わらない
なんてことも多いみたい。講師の先生は「ハンドルが止まるまで
回してね」と言うものの、あまりギリギリまで巻いてしまったら、
それが原因で壊れてしまいやしないかと逆に心配。
ある程度巻いたら、レコードを回転させて、針を乗せる。
レコードに針を乗せるなんて、小学校の時の放送委員以来だなぁと
余計なことを考えながら、えい、と演奏開始。
しばらく後に、かすれるような音と一緒にいかにも「昭和」って
感じのメロディーが流れ出す。「映像の世紀」でも、当時の
音楽なんかはほとんど流していなかったから、原盤のレコードから
直接聞くのは本当に貴重な体験したと思う。でも、流れる曲は
全然知らないのばかりだったけども。
(でも、一緒に行った職場の先生にとっては「現役」の曲らしい)
何曲かテストを兼ねて聞いた後、簡単に明日の打ち合わせをして
その場はお開き……と思ったら、講師の先生からうちの市に
ついての講義を聞くことに。これがまた興味がある分野だったので、
思いの外楽しかった。でも、あまり聞いてると怒られそうなので、
一段落ついた所でお開きに。
さて、明日は本番。無事に操作出来るんだろーか。
貴重な財産に傷をつけないよう気を付けてやらないとなぁ。
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