リスカで人は死なないそうです。
2003年1月29日 何分実体験でないので、ホントかどうかは分からないのですが。
「自殺 生き残りの証言」という本を読みました。相変わらず
かなりヘビーな内容のものを読んでるなぁと自分でも思っています。
ま、今のところ前のような極端な自殺願望(か?)みたいなものは
出てこなくなってるんですけども、その頃の影響なのか
そういう本を手にとってみることが結構多いです。
で、その中で「リストカットでは人はなかなか死なない」という
一文が出てきます。
昔の映画やドラマなんかでは、手首に刃を入れたら
流れる血と一緒にだんだんと意識が無くなっていって、
やがてゆっくりと死んでいくというような描写のされ方を
していたわけなんですけども、実際には急激に血液が
失われると、血圧が低下して流れ出る血液を少なくしようと
するのと同時に、傷口近くで血栓を作ってそれ以上の出血を
抑えるといった人体の働きがあるために、なかなか手首に
刃を入れるだけじゃ死なないように出来てるみたいです。
まぁ、ドラマのように「綺麗に」死ぬことは難しい、と
そういうわけです。
これは、自傷行為だけじゃなくて、普通の怪我でも
言えることです。意外と人体の「生存能力」っていうのは
強力なようです。自殺志願者は頭では「死ななきゃ」
(死にたい、じゃなくて「死ななきゃ」って気分になるんだとか)
と思っているんですが、体の働きはそれを簡単に覆してくれます。
ただ、その割には交通事故で重体になった人達はその強力なはずの
「生存能力」っていうのが効力を発揮せずにそのまま
亡くなってしまうというもう一つの現実があります。
「死にたい人」が生きてしまって、「生きたい人」が
死んでしまうという。こういう矛盾した事実があるということは、
なんだか心の中にとても微妙な空気を生み出します。
(ちなみに、「交通事故は死亡率が高い」といった理由で
車でコンクリートの壁に2回激突したという人がいましたが、
それでも死にきれずに最後は崖から飛び降りたという人もいました。
ただ、その人は3度の自殺企図にも関わらず今でも生きている訳なんですが)
自殺の前の心境としては、そこに行き着くまではかなり
切羽詰まった心境でいたりするわけなんですが、決行直前の
心境となるとこれがまた意外と静かで落ち着いたものなんだそうです。
「直前はほとんど何も考えてませんでしたよ」。こういう人が
多いようです。ただ、そこに行くまでは「死んだら楽になれる」と
いうよりも「死ななきゃならないと思った」とか「死なないと
楽になれない」というより追いつめられたものがあります。
死んでしまった後、果たして本当に楽になれるかどうかは
僕の知ったこっちゃないんですが。
なんでまた、今日リスカの話題なんか出すのかというと、
実はまた知り合いから「私、また切っちゃった……」と
メールがあったからなんです。いろいろ相談には乗ったり
なんだりはしているんですが。はぁ、どうしたらいいんだろ。
突き放すなんて事は出来やしないし。なんとかしてリスカを
しないようにして欲しいんだけども。会った時に見せる
傷がまた痛々しいから余計にそう思ってしまうんでしょうけども。
一時期流行った「狂言自殺」じゃないだけに、気になるんですよね。
「自殺 生き残りの証言」という本を読みました。相変わらず
かなりヘビーな内容のものを読んでるなぁと自分でも思っています。
ま、今のところ前のような極端な自殺願望(か?)みたいなものは
出てこなくなってるんですけども、その頃の影響なのか
そういう本を手にとってみることが結構多いです。
で、その中で「リストカットでは人はなかなか死なない」という
一文が出てきます。
昔の映画やドラマなんかでは、手首に刃を入れたら
流れる血と一緒にだんだんと意識が無くなっていって、
やがてゆっくりと死んでいくというような描写のされ方を
していたわけなんですけども、実際には急激に血液が
失われると、血圧が低下して流れ出る血液を少なくしようと
するのと同時に、傷口近くで血栓を作ってそれ以上の出血を
抑えるといった人体の働きがあるために、なかなか手首に
刃を入れるだけじゃ死なないように出来てるみたいです。
まぁ、ドラマのように「綺麗に」死ぬことは難しい、と
そういうわけです。
これは、自傷行為だけじゃなくて、普通の怪我でも
言えることです。意外と人体の「生存能力」っていうのは
強力なようです。自殺志願者は頭では「死ななきゃ」
(死にたい、じゃなくて「死ななきゃ」って気分になるんだとか)
と思っているんですが、体の働きはそれを簡単に覆してくれます。
ただ、その割には交通事故で重体になった人達はその強力なはずの
「生存能力」っていうのが効力を発揮せずにそのまま
亡くなってしまうというもう一つの現実があります。
「死にたい人」が生きてしまって、「生きたい人」が
死んでしまうという。こういう矛盾した事実があるということは、
なんだか心の中にとても微妙な空気を生み出します。
(ちなみに、「交通事故は死亡率が高い」といった理由で
車でコンクリートの壁に2回激突したという人がいましたが、
それでも死にきれずに最後は崖から飛び降りたという人もいました。
ただ、その人は3度の自殺企図にも関わらず今でも生きている訳なんですが)
自殺の前の心境としては、そこに行き着くまではかなり
切羽詰まった心境でいたりするわけなんですが、決行直前の
心境となるとこれがまた意外と静かで落ち着いたものなんだそうです。
「直前はほとんど何も考えてませんでしたよ」。こういう人が
多いようです。ただ、そこに行くまでは「死んだら楽になれる」と
いうよりも「死ななきゃならないと思った」とか「死なないと
楽になれない」というより追いつめられたものがあります。
死んでしまった後、果たして本当に楽になれるかどうかは
僕の知ったこっちゃないんですが。
なんでまた、今日リスカの話題なんか出すのかというと、
実はまた知り合いから「私、また切っちゃった……」と
メールがあったからなんです。いろいろ相談には乗ったり
なんだりはしているんですが。はぁ、どうしたらいいんだろ。
突き放すなんて事は出来やしないし。なんとかしてリスカを
しないようにして欲しいんだけども。会った時に見せる
傷がまた痛々しいから余計にそう思ってしまうんでしょうけども。
一時期流行った「狂言自殺」じゃないだけに、気になるんですよね。
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