ノルマですから……

2002年11月19日
 仕事帰り、駅前にあるコンビニによく寄ります。最近は
帰りが結構遅くなるので、夕飯(「夕」じゃないけど)を
買い込むことも多くなります。週2〜3なんてペースで
行ってるものですから、何かと顔なじみみたくなってくるわけです。
しかも買うものは大体いつも似たようなもので、おにぎりや
サンドイッチ。そして稀にゴルゴの単行本。普通におにぎりだけ
買っていけば何の問題もないんでしょうけど、目に留まる
理由の一つとしてはやはりデューク東郷があるわけなのでしょう。

 そんないつものコンビニに今日も寄ってみました。
今日はいつもよりかは少し早めに切り上げてきたんですが、
それでもちょっとばかり小腹がすいたのと、途中でゲオに
DVDを返しに行かなきゃならなかった理由もあったわけで。
 で、いつものように店に入って、お弁当の棚をなんとなく
見ていたら店員の女の人が近くにすすすっと歩み寄って
「ちょっとよろしいですか?」と一声?
 周りを一瞬見回すものの、店内に客は僕一人。何の用なんだろうと
思いながら、店員さんの顔の方に視線を移す。店員さんの手には
何やらパンフレットがありまして、店員さん曰くクリスマス用の
ケーキやオードブルのセットの予約販売をしているんだとか。
今予約すると、200〜300円ほど安くなるので大層お得なんだそうな。
 まぁ、そういう営業活動だけなら他の店でも何かと受けているし、
特に驚いたわけでもないんだけど、話の中で妙に「これも
ノルマですから……」って言っていたのが妙に印象に残ったなぁ。
企画商品として起こす以上、店によって当然売り上げ目標というか
ノルマみたいなものはあるんだろうけど、改めて店の人から
言われると妙に切ない気分になりました。
 店員さんは一通り説明を終えると、「注文する時は私の
名前を言って下さいね!」と張り切った声で、パンフを渡して
再びカウンターの奥へと姿を消してしまったのでした。

 おにぎり2個を手に、レジへ向かうとそこには先程の店員さん。
まぁ、さっき少し話をしたのでちょっとは親しげな感じ。
と、そこへこの店のオーナーさんが登場。さっきと同じ説明を
してくれるわけです。(後で分かったことだけども、
前述の店員さんはこのオーナーの娘さんなんだそうな)
 そこでもやっぱり出てくる言葉は「いや、ノルマがありまして……」。
コンビニは昔からよく行っていたけど、店員さんが「ノルマ」なんて
単語を発したのは就職するまで無かったな。いつも買ってるから、
ケーキやオードブルも売れるだろうという判断なのかもしれないけど。
 甘いものは好きだけど、さすがに1人でケーキ&オードブルは
食べきれないし、それ以前に心が痛すぎやしないかい。
誰か誘えばいいんだろうけど、誰だってそりゃ僕よりも
彼氏・彼女と一緒にいた方がいいだろうに、ねぇ。
自分にもそういう一緒にケーキ食べる相手がいればいいけど、
もうちょっと……先の話なんだろうな、おそらくは。
でも、いつまでも一人ってのも辛いよねぇ。

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