というのは、今日のセミナーの講師の先生曰く。
 社会教育関係の仕事していると、講演会やセミナーを
企画実行することが多くて、何かと話を聞く機会が多いわけです。
 最近企画している講習会の講師の方というのが、退職した
校長先生というのが妙に多くて、そういう人の話を聞くと
「ああ、やっぱり40年近くのキャリアから来る言葉って
違うんだなぁ」って思ったりしています。それと、どの講師の方も
「いや、私、子供大好きなんですよ」っていうのをしきりに
強調するってのは何かの伏線なのかと変に勘ぐってしまうのは、
単純に僕の性格が悪いからなのでしょう。

 今実施している講習会というのが子育てなどの家庭教育に
関することなので、どうしても参加する親御さんの話題も
「どうやって子供をゲームから引き戻すか」とか「どうやったら
子供が勉強を好きになってくれるか」とかそういうお話が
多くなってくるわけです。親御さんにしてみれば、完全週休2日制に
今年から移行して「学力低下」が叫ばれるようになってきたから、
どうにかして子供を「まともな道」に進ませようと必死なのでしょう。
「まともな道」ってのが果たしてどんな道なのか、僕自身も
明確な答えが出せずにいるわけなんですが。
まぁ、少なくとも「まともな道」を順調に進んでいたならば、
僕みたいな人間にはならずに済むのでその辺はいいんでしょうが。

 今日の講師の先生が言うには、ゲームをすると人間性が
ダメになる、コミュニケーション能力が無くなる、友達が
いなくなる、と「百害あって一利無し」ということを切々と
語ってくれました。
 こう言われると、なんだかゲーム好きの僕としては
心苦しくなります。まぁ、社会人になってまでゲームしてるのか
という批判は勿論ありますけども。それに関してはまた別な時に。

 不思議なもので、教育関係の講演を聴くと比較的「言い切り」で
終わるケースが多いんですよね。今回で言えば「ゲームは
百害あって一利無し」っていうことなのですが。それなりに、
ゲームの恩恵を受けてきた(ような気がする)僕としては
シナリオや音楽がいいなぁと思える作品もあるわけで、
そういう所から何か昇華していけば、もう少し違った
反論の仕方もあるんだろうけど、現在の所は先生達や親御さんに
とって「ゲームは敵」ってことなんでしょう。

 そういや、昼休みに聞いた話で「やっぱりバーチャル・
リアリティは危険だと思うんだよね」と言っていた方がおりました。
「だって、疑似体験してすっかり本物をマスターしたと思って
しまう危険性があるじゃない」っていうことだったのですが、
まぁ、それはそうですわな。ベースだって生演奏してるのが
一番楽しいわけだし。でも、GFやDMの曲はいいものが
多いので、ゲーセンで弾くのは楽しいんだけどね。それは
また別な楽しみなんだけどな。

 そういう楽しみも先生に言わせると「危険」なんでしょうね。

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