こんにちは、水瀬です。お元気でしたかー?
 この3連休皆さんはいかがお過ごしでしたでしょうか。
僕もそれなりに過ごしてましたけど、なぜか「休んだ」って
気がしません。体力の回復もいまいち。どうしてかな。
いやいや、おそらく睡眠時間が足りないんだろうなぁ。
夏休み1日残したけど、おそらくこの先休める所はないし。
まぁ、しょうがないわなぁ。明日も頑張ろうか。
 それでは、今日の水瀬日誌です。どうぞ。

 さて。
 住基ネットが稼働してからしばらく経ちました。
 実際に稼働してみてどうなんだろう。目立ったメリット・
デメリットっていうのは出てきているのかな。現時点では、
住民に対してこれと言ったメリットが出てきてないから、
効果の程を実感できずにいるんだろうけども。
 政府の説明だと、来年8月から住民票の広域配布や
IDカードなどの形で住民にメリットが出てくるという
ことなんだそうです。そういえば、広域配布って言うけども、
今まではどうしていたんだろう? 札幌に住んでいた頃、
戸籍謄本(住民票じゃないけど)は確かファックスで
取り寄せてるっていうことだったんだけど。うーん、
その辺は今どうなっているんだろう。

 それよりも気になるのは、一連の住基ネットに関する報道。
ある日突然「妙な制度が導入されます」ということで、
集中的な報道が開始されて、テレビを中心に「こんな悪政は
許されない」「国民監視のための道具だ」「私達は家畜じゃない」
などとマイナスイメージの連発。確かに導入直後は住民に
コレといったメリットが無かったから「導入して良かった」って
声は出にくかったんだろうけど、それにしてもあれは
酷すぎたんじゃないだろうか。時として「行きすぎた報道」って
いうのは松本サリン事件や「初の脳死からの臓器移植」の時、
森首相(あれは自業自得もあるけど)やサッチー報道の時など
枚挙に暇がないくらい。(サッチーの時なんか、あれでよく
サッチーが自殺しなかったもんだって思ったよ。だってさ、
日本中であれほど自分のことを嫌ってる人がいるって
いうのはテロリストや殺人犯でもないとそうそうは出てこないでしょ。
あれで自殺してたらマスコミの方々はどう責任を取るつもり
だったんだろう。「自業自得」で済ませるのかな)

 しかし、住基ネットに対してあれほど「反対!」って意見が
飛び交っていたけど、賛成派……というか、およそ冷静と
思われる分析をしていたのは読売や産経くらいだったような
気がする。別に右翼だなんだってことではないんだけど、
どうも反対派の人達の論調が「気分的に嫌なものは嫌なんだ!」って
ヒステリックに叫んでいるだけで、もう少し冷静になって
解説とか説明とか出来なかったんだろうかっていうこと。

 だってさ、冷静に考えてみて、僕らが生活していく中では
ありとあらゆる個人情報をいろんな所に提供してなおかつ
職場では「自分が」その個人情報を管理して仕事してるわけでしょ。
はっきり言って、自分の個人情報をどこにも晒さないで
生活してる人なんていないと思う。いたとしても、それは
あまりに特殊だし、その人の生活はいわゆる「普通の人」の
生活パターンとはあまりにかけ離れたものだろうから、
こういう時の対象にしてはいけない。

 そういった個人情報を管理している民間の会社に比べて
国のネット管理というのはそこまで杜撰でお粗末なものなんだろうか。
「情報を管理する役人が悪人だったらどうする」とかいう
主張もあったけど、それならその他の民間企業で個人情報を
扱っている所には悪人はいないんだろうか。絶対に外部へと
情報漏洩はしないんだろうか。だったら、名簿業者なんて
存在しないはずだし、そこから生ずる問題も今よりずっと
小さなもので済んでるはずじゃないだろうか。
 それに、国民年金番号や国民健康保険なんかの時には
これといった批判が無かったような気がするけども、
そこら辺はどうなんだろうか。「あの時は不意打ちだった」とか
いうことになるんだろうか。まぁ、今回の一連の報道は
「何か『やばそうな』ことが行われているっぽい」という
ところから始まってるような気がする。SFなんかでよくネタに
されるような管理社会につながりそうなもんだものね。
人の危機意識に火を付けるのにはいいものだったんじゃないかな。

 個人的に思うのは、情報を管理するということよりも、
情報を操作して、人々に一定の心理や思想を強調することの
方がマズイんじゃなかろうかということ。これまでは、
「政府がマスコミ支配をする」という図式で語られてきて、
戦前の枢軸国や戦後でも開発途上国や政情が不安定な国では
「国家万歳」みたいなことが語られ過ぎてたことがあったけど、
今では逆に国の力でなんとかしなきゃいけないようなことにでも
いちいちケチをつけてあーでもないこーでもないと文句たらたら
言ってるってのはどうなんだろうかなぁって。

 ああいう人達ってなんだかんだ言って、国に100%を
求めているんだろうね。「どうせ出来っこねぇよ」とか
考えていながら、国の政策がシナリオ通りに行かないと
騒ぎ立てるのはそういう心理が出てきているんじゃないだろうか。
確かに、今の国や地方の制度や方針には無駄なものが多いと思う。
民間に比べて見劣りしてるところも結構ある。
 ただね、政策遂行に100%を求めすぎるのはどうなのかな。
80%でも行けるところは結構あるんじゃないのかな。
評価できるところはきちんと評価してやって欲しいな。
よくも悪くもイメージを形成するのは僕も含めた人間なんだしね。

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